2/14(木)、「鹿男あをによし」第5話が放送された。当日の奈良新聞からストーリーを拾うと
《堀田(多部未華子)の活躍で剣道部が大阪女学館に勝った。道子(綾瀬はるか)や福原(佐々木蔵之介)も、予想外の結果に喜びを隠せない。小川(玉木宏)は、続く京都女学館にも勝とうと意欲を燃やす。しかし、学校創立から59連勝を誇る京都女学館の先鋒(せんぽう)を相手に、小川の学校は3人目まで負けてしまう。副将の雅代(藤井美菜)が何とか先鋒を破るが、けがのためにリタイア。どこかあきらめたような態度の小川に、堀田が活を入れる。張り詰めたような緊張感が漂う中、堀田は4人目まで勝ち進む》。
実はこの回、録画を失敗してしまい、私はドラマを見ていない。しかし同僚の話によると、堀田はこの後連戦の疲労を残しつつ、延長までもつれ込む。あげく堀田が見事勝利(=奈良女学館が大和杯で優勝)。翌日小川は、サンカク(大和杯の三角形プレート)を手にして、鹿に会いに行くが、「なんだこれは!これは目ではない」と言われてしまう…。
この回はほとんどが剣道シーンだったが、音楽やカメラワークが優れていて、同僚は「これまでで、一番面白かった」と言っていた。しかし残念ながら視聴率は振るわない。
私のブログにコメントを寄せてくれたsolianoさんの情報によれば、関東9.0%(同時間帯4位)、関西8.7%(同時間帯4位)だったそうだ。《前半のクライマックスではあったのですが、どうやらこのあたりで数字は落ち着く感じです。このまま推移すれば、放送回数短縮はないと言っていいでしょう》とのことで、ひとまずは安心なのだが。
ちょうどこの夜、JR奈良駅前の「なら100年会館」中ホールで「頑張れ奈良!ならを元気にするセミナー」(主催=同会館)が開かれた。この日の講師は西口廣宗氏(奈良商工会議所会頭)で、演題は「奈良県経済の現状と今後の進むべき道」だった。
講演の最後に野口百貨店(奈良市・東向北商店街)のご主人が質問に立った。ここは「鹿男…」の第1回で、主人公がパンツを買った店だ。おかげで翌日の黒板には、何者かに「パンツ3枚千円也」と書かれてしまう。なおこの商店街は、河瀬直美監督の「殯の森」にも登場する。
質問の主旨は「ドラマ『鹿男あをによし』のおかげで、毎日たくさんの観光客がお店に来てくれるようになり、驚いている。会議所などは、このドラマをもっと活用して、奈良の活性化に役立てるべきではないか」ということだった。西口会頭は「そういう声がたくさん出てくるようなら、対応を考えたい」と慎重に回答したが、確かに全国ネットのこのドラマを、地元はもっと応援し、活用もすべきだろう。
野口百貨店の店先にはドラマのポスターが貼ってあるが、奈良の街なかでこのポスターを見かけることは少ない。県下経済人が一堂に会した今年の「新年名刺交換会」(1/8 奈良商工会議所、県経営者協会、奈良経済同友会、県経済倶楽部、奈良商工会議所友好倶楽部主催)でも、このドラマの話題は出なかったようで、とても残念だ(「奈良検定」はこの会で提案されたもの)。
「鹿男…」にあやかったみやげ物も、鹿愛護会の勾玉(鹿角細工)が出ただけで、土産物店を冷やかしても、めぼしい物は見つからない。「鹿男…」は、映画化や漫画化の話もあるそうだから、このブームはドラマ終了後も続く可能性がある。何より、鹿はこれからも奈良のシンボルであり続けるのだ。
奈良の商売屋さんは、ここはひとつ大阪の商魂を見習って(大仏商法ならぬ)「あやかり商法」を取り入れては、いかがだろう。お洒落なガラスの勾玉、大和杯の三角プレート型文鎮、鹿角をデザインしたポッキー(小説では鹿の大好物とされている)、プレミアム鹿せんべい(野菜を練り込んだヘルシー・ディアフード)、食べて美味しい鹿せんべい(主人公が鹿せんべいを食べるシーンがある)など、ネタはたくさんあると思うのだが。
※参考:「鹿男あをによし」第4話(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b29857ba7f343b02b63fe8ddc7f82b2f
※写真はロシアのトナカイではなく、奈良公園の鹿。大雪の日(2/9)に撮った。
《堀田(多部未華子)の活躍で剣道部が大阪女学館に勝った。道子(綾瀬はるか)や福原(佐々木蔵之介)も、予想外の結果に喜びを隠せない。小川(玉木宏)は、続く京都女学館にも勝とうと意欲を燃やす。しかし、学校創立から59連勝を誇る京都女学館の先鋒(せんぽう)を相手に、小川の学校は3人目まで負けてしまう。副将の雅代(藤井美菜)が何とか先鋒を破るが、けがのためにリタイア。どこかあきらめたような態度の小川に、堀田が活を入れる。張り詰めたような緊張感が漂う中、堀田は4人目まで勝ち進む》。
実はこの回、録画を失敗してしまい、私はドラマを見ていない。しかし同僚の話によると、堀田はこの後連戦の疲労を残しつつ、延長までもつれ込む。あげく堀田が見事勝利(=奈良女学館が大和杯で優勝)。翌日小川は、サンカク(大和杯の三角形プレート)を手にして、鹿に会いに行くが、「なんだこれは!これは目ではない」と言われてしまう…。
この回はほとんどが剣道シーンだったが、音楽やカメラワークが優れていて、同僚は「これまでで、一番面白かった」と言っていた。しかし残念ながら視聴率は振るわない。
私のブログにコメントを寄せてくれたsolianoさんの情報によれば、関東9.0%(同時間帯4位)、関西8.7%(同時間帯4位)だったそうだ。《前半のクライマックスではあったのですが、どうやらこのあたりで数字は落ち着く感じです。このまま推移すれば、放送回数短縮はないと言っていいでしょう》とのことで、ひとまずは安心なのだが。
ちょうどこの夜、JR奈良駅前の「なら100年会館」中ホールで「頑張れ奈良!ならを元気にするセミナー」(主催=同会館)が開かれた。この日の講師は西口廣宗氏(奈良商工会議所会頭)で、演題は「奈良県経済の現状と今後の進むべき道」だった。
講演の最後に野口百貨店(奈良市・東向北商店街)のご主人が質問に立った。ここは「鹿男…」の第1回で、主人公がパンツを買った店だ。おかげで翌日の黒板には、何者かに「パンツ3枚千円也」と書かれてしまう。なおこの商店街は、河瀬直美監督の「殯の森」にも登場する。
質問の主旨は「ドラマ『鹿男あをによし』のおかげで、毎日たくさんの観光客がお店に来てくれるようになり、驚いている。会議所などは、このドラマをもっと活用して、奈良の活性化に役立てるべきではないか」ということだった。西口会頭は「そういう声がたくさん出てくるようなら、対応を考えたい」と慎重に回答したが、確かに全国ネットのこのドラマを、地元はもっと応援し、活用もすべきだろう。
野口百貨店の店先にはドラマのポスターが貼ってあるが、奈良の街なかでこのポスターを見かけることは少ない。県下経済人が一堂に会した今年の「新年名刺交換会」(1/8 奈良商工会議所、県経営者協会、奈良経済同友会、県経済倶楽部、奈良商工会議所友好倶楽部主催)でも、このドラマの話題は出なかったようで、とても残念だ(「奈良検定」はこの会で提案されたもの)。
「鹿男…」にあやかったみやげ物も、鹿愛護会の勾玉(鹿角細工)が出ただけで、土産物店を冷やかしても、めぼしい物は見つからない。「鹿男…」は、映画化や漫画化の話もあるそうだから、このブームはドラマ終了後も続く可能性がある。何より、鹿はこれからも奈良のシンボルであり続けるのだ。
奈良の商売屋さんは、ここはひとつ大阪の商魂を見習って(大仏商法ならぬ)「あやかり商法」を取り入れては、いかがだろう。お洒落なガラスの勾玉、大和杯の三角プレート型文鎮、鹿角をデザインしたポッキー(小説では鹿の大好物とされている)、プレミアム鹿せんべい(野菜を練り込んだヘルシー・ディアフード)、食べて美味しい鹿せんべい(主人公が鹿せんべいを食べるシーンがある)など、ネタはたくさんあると思うのだが。
※参考:「鹿男あをによし」第4話(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b29857ba7f343b02b63fe8ddc7f82b2f
※写真はロシアのトナカイではなく、奈良公園の鹿。大雪の日(2/9)に撮った。