tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

大和歴史紀行(奈良交通)は、歴史講座つきのバスツアー!(2014Topic)

2014年05月26日 | お知らせ
奈良交通の「大和歴史紀行」は、午前中に学芸員などの「歴史講座」を聞き、午後からはNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」のガイドで現地を訪ねる、というスペシャル・ツアーである。日帰りで昼食もついている。奈良交通HPに掲載の情報をまとめると、
※トップ写真は丹生川上神社・上社(2007.7.24に私が撮影)。以下の写真は奈良交通のHPから拝借

奈良県内にある公立博物館や資料館などで専門的な歴史講座(展示解説)を拝聴し、午後からそのテーマに沿った歴史的な故地をご見学いただくコースです。午後のバスツアーは「奈良ソムリエ認定者」に同行案内していただきます。


秦楽寺

■平成26年7月12日(土) 講師 水野 正好氏(元興寺文化財研究所 所長)@8,500円
大和の原風景を求めて(国中編)[奈良市・田原本町・広陵町]
主な見どころ:元興寺文化財研究所(歴史講座)・多神社・秦楽寺・百済寺[ 詳細 ]



丹生川上神社中社

■平成26年8月31日(日) 講師 池田 淳氏(吉野歴史資料館 館長)@8,000円
丹生川上神社三社めぐり[吉野町・下市町・川上村・東吉野村]
主な見どころ:吉野歴史資料館(丹生とは何か)・丹生川上神社下社・丹生川上神社上社・丹生川上神社中社[ 詳細 ]


珠城山古墳

■平成26年9月18日(木 )展示解説 中村 利光氏(桜井市立埋蔵文化財センター 学芸員)@8,000円
古代ヤマト王権の故地・纒向遺跡を歩く[桜井市]
主な見どころ:桜井市立埋蔵文化財センター(展示解説)・箸墓古墳・ホケノ山古墳・巻野内石塚古墳・珠城山古墳群・纏向古墳群[ 詳細 ]


3つのツアーは、すべて催行が確定している。なお「奈良ファン倶楽部」(奈良県ビジターズビューロー)の会員は、参加費がそれぞれ500円引きになる。

講話と昼食がついているので通常のツアーよりやや割高になるが、7/12のツアーは奈良大学の名物教授だった水野正好氏の名調子が聞けるし、8/31は、丹生川上神社の3社全てを回れる。9/18は、「桜井市立埋蔵文化財センター」の豊富な展示の解説が聞けるし、卑弥呼ミステリー満載の纒向遺跡が回れる。いずれも、めったにない好企画である。

お申し込み、ご予約は、奈良交通のHP、または
奈良交通総合予約センター TEL:0742-22-5110 受付時間 8:30~19:00(年中無休)

たくさんのお申し込みをお待ちしています!
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「町並みはみんなのもの」。全国町並み保存連盟が、発足40周年!

2014年05月25日 | 奈良にこだわる
今井町町並み保存会の若林稔会長から「先日の今井町並み散歩最終日、全国町並みゼミの記事を今井町で毎日新聞が書いてくれました」というメールをいただいた。若林さんのFacebookにも、
※写真は2枚とも、若林さんのFacebookから拝借。浴衣姿(有松絞り)が「有松
(ありまつ)まちづくりの会」、菅笠が「妻籠を愛する会」の幹部。茶人姿が若林さん

「町並みはみんなのもの」を合言葉に40年前、今井町、有松、妻籠から誕生した全国町並み保存連盟はいまは加盟団体全国に108団体を数える大きな団体となりました 5月10日から18日で行われた今井町町並み保存会主催の今井町並み散歩に合わせ、17日、18日の両日、妻籠、有松、今井町の幹部が今井町に集い、懇親を深めたのち、18日には今井町内をたっぷり時間をかけて散策して歩き、40年は通過点、町並み保存の努力は今後も続くと確信した その時の模様を毎日新聞が21日の朝刊でカラー版の記事にしてくださいました

とあった。茶行列の日(5/18)に3人が集まったのだ。5/21(水)の毎日新聞奈良版には《全国町並み保存連盟 40周年 先人の努力「消さない」 結成初期団体が橿原・今井町に集合》として、大きく掲載されていた。記事全文を紹介すると、

歴史的な集落や町並みを生かしたまちづくりに取り組む全国の団体や個人でつくる「全国町並み保存連盟」が、今年で発足から40周年を迎えた。橿原市今井町で18日にあったイベント「今井町並み散歩」には、結成初期の住民団体からメンバーが参加し、町並み保存の意義を語り合った。【矢追健介】

連盟は1974年4月に結成された。今井町にある称念寺の住職、故今井博道さんが「町並み保存は孤立してはいけない。情報を交換し、助け合うべきだ」と呼び掛けたことがきっかけという。初期メンバーは、名古屋市の有松地区「有松まちづくりの会」▽長野県南木曽町の「妻籠(つまご)を愛する会」▽今井町の「今井町を保存する会」。合言葉は「町並みはみんなのもの」だった。

「町並みが残っていないと、まちの歴史が伝わらない」。伝統工芸の絞り染め「有松絞り」の粋な浴衣に身を包んだ有松まちづくりの会の服部豊会長(85)は、1790年創業の問屋を営む8代目。父は全国連盟の初代会長だった。会は、歴史と地場産業を守ろうと1973年に結成。東海道に面し、参勤交代で帰る大名や旅人がお土産に買って広まり、太陽光から藍染めを守るために独特の軒の深さが生まれたという。「歴史は積み上げ。次の世代に引き継ぐのが我々の使命と思う」



知らないうちに、私も写っていた

妻籠は中山道の宿場町。高度成長期に若者が出て行き、急激な高齢化と過疎化が進んだ。妻籠を愛する会は1968年創設。「景観を保存すれば観光客が来る」と説得に回った小林俊彦理事長(85)は「こんなボロボロで何が文化財だ、閉鎖社会だと学者から冷やかされた。だけど、当時の知事は『その考えでないと信州の発展はない』と分かってくれた。今や妻籠はオープンだ」と誇る。住民と行政、学者の三者が協力して保存が進み、今は年間60万人以上が訪れ、外国人も多い。「庶民の生き様の跡が文化財だ。真四角のビルの部屋と、ふすまや障子のある部屋で育つのとは違う。保存しなければ日本人の魂が育たず、残らない」

全国連盟結成のきっかけを作った今井町は1955年、東大の学生らによる調査を機に価値が見いだされた。東西約600メートル、南北約310メートルに伝統的建造物が約500棟。全国最多という。幾つもの建物が国や県、市の指定文化財になるなど町全体が貴重な文化遺産で、大勢が生活する地でもある。今井町並み保存会の若林稔会長(73)は「昔は暗くて陰気と思われていた。先人の努力で残されたまちを評価する人がいて、住民の意識も高まってきた」。現在はイベントなどを通じ、町を支える人材育成に力を入れる。

連盟理事長で日本イコモス国内委員会顧問の前野まさる・東京芸大名誉教授は、▽住めること▽清潔さ▽価値の見える化--という保存の3原則と、住民目線の「内の目」による持続と保存、更に「外の目」による評価が欠かせないと説く。「防災や防犯、コミュニティーなど、町並みから技や人の関係を読める。無くなれば全てが消える」と語る。40周年は通過点。町並み保存の努力はこれからも続く。

40年もの長い間、地道に活動を続けられた。73歳の若林さんは、33歳だったのだ。近畿日本鉄道の中堅社員として、最も多忙な時期だ。前野氏の《「外の目」による評価が欠かせない》という話はよく分かる。外部に評価してもらって、はじめて住民が「ウチの町もまんざらではないのだ」と気づくのである。町並み保存の活動は、決して気を抜けない。大切なのは「持続可能な町並み保存」だ。これからも、粘り強く活動を進めてください!

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中家住宅という環濠屋敷(産経新聞「なら再発見」第77回)

2014年05月24日 | なら再発見(産経新聞)
産経新聞奈良版・三重版に好評連載中の「なら再発見」。今回(5/17付)は「中家(なかけ)住宅 中世の創意工夫を知る」、執筆されたのはNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」の西川誠さんだ。西川さんは安堵町に住んでおられる。意外と知らない人が多いが、中家住宅は、まれに見る「環濠屋敷」、つまり1軒だけで環濠集落のような濠を備えた住宅なのである。では、全文を紹介する。



 大和川の堤防がすぐ南に見える安堵町窪田(くぼた)に「中家住宅」は建っている。大和地方の典型的な環濠屋敷(かんごうやしき)の姿を現在に良く残す貴重な住宅だ。
 屋敷は二重の濠(ほり)に囲まれ、内堀と外堀の間に竹やぶがあり、遠目にみれば鎮守(ちんじゅ)の森のように見える。外堀の南半分は集落に埋まってしまったが、当時を知るのに十分な建築資料だ。
      ※   ※   ※
 中家住宅の中氏は現在の三重県鈴鹿市の土豪で、足立氏と称していた。
 足利尊氏(たかうじ)に従って大和に入り、窪田姓を名乗り、この地に居を構えた。明徳2(1391)年に窪田中氏と改め、周囲の岡崎、笠目、窪田を拝領し、筒井一族の武士となって長く活躍した。



トップ写真とこの写真は、西川さんの撮影

 筒井氏の伊賀への国替えに同行せず、帰農。大地主となり近世を過ごしたので、武家造りと農家造りをあわせ持つ造りとなった。
 屋敷の各時代の工夫がおもしろく、感心するものも多い。見学していると、時間を忘れてしまう。
      ※   ※   ※ 
 武家の備えとしては、表門前の内堀に架かる橋が跳ね上げ橋となっている。中央の板橋を外すことができ、外敵の侵入を防いて要塞化できる。
 今では珍しくなった大和棟(やまとむね)の姿を残す母屋は、万治(まんじ)2(1659)年の創建と推定される。文政2(1819)年の大修理の時、現在の農家風に改修された。



以下の写真は、私の撮影(2013.12.25)

 土間のかまどは焚口(たきぐち)が11個もある。1人で煮炊き番ができるように、勾玉状(まがたまじょう)に半円を描いて造られており、今でも使用できる。また煙が座敷に行かないように、煙返しの梁があるのも見逃せない。
      ※   ※   ※
 安永(あんえい)2(1773)年に建てられた新座敷は、水害の多い土地に配慮し、母屋より80センチほど高く、村人の避難場所にもなった。






 新座敷は「勅使の間」とも呼ばれた。中家の所領は天領で、4年に1度の検分役人を迎えるために造られた。襖(ふすま)絵も見事な花鳥画だ。
 奥には「戸棚(とだな)風呂」と呼ばれる現在のスチームサウナが設けられている。
 廊下奥に茶室のような小部屋があり、戸を開けると中年太りの私には入室不可能な小部屋になっている。床下の鉄釜で湯を沸かすと、蒸気が小部屋に充満する仕組みだ。
      ※  ※  ※
 内堀には石垣が切り込まれた箇所がある。これは船着き場で、堀に小舟を浮かべ、観月会(かんげつえ)を催して役人を楽しませた。
 これだけ接待されれば、お役人もさぞかし楽しく、ゆるい検分になったことだろう。




 他に寺院顔負けの持仏堂や米蔵、馬屋、庭園と挙げればきりがないが、私が一番感心するのは梅干しだ。なんと天正4(1576)年に漬けた梅干しが残されている。
 歴史年表を見れば、織田信長が安土城を建てた年だ。木箱に入った壺の蓋(ふた)を取ると、塩の結晶をまとって黒っぽくなった梅の実が100粒ほど姿を現す。当時の梅干しは、食事の友よりも疲労回復などの薬として貴重で、「末代まで伝えよ」との家訓に従い、残されているそうだ。


持仏堂とその内部



 建物の多くや、竹やぶまでもが国の重要文化財に指定されている。
 これだけの建築物などを、こうして今も見られることに感謝したい。見学には事前の予約が必要。問い合わせは中家((電)0743・57・2284)。(NPO法人奈良まほろばソムリエの会 西川誠)

中家住宅のことは安堵町役場のHPに出ている。中家住宅は事前に予約をすれば、わずか500円(維持管理協力金)で見学することができるのだ。申し訳ないほどの低料金である。

「奈良まほろばソムリエ検定」2級以上の資格を取得している方は、本年(2014年)10月25日(土)の「奈良まほろばソムリエと歩くⅢ ~歴史・文化の香る安堵町を歩く~」に参加すれば、わずか3,000円で、安堵観光ボランティアの会のガイドつきで、中家住宅など安堵町の見どころを見て回ることができる(申し込みは10月8日締切)。お問い合わせは「奈良検定事務センター 0742-23-1610」 (平日のみ9:30~17:00)。 ぜひ、ご参加いただきたい。

西川さん、良いお話を有難うございました!

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奈良きたまちweekは、5月26日(月)~6月1日(日)!(2014Topic)

2014年05月23日 | お知らせ
大好評の「奈良きたまちweek」、今年(2014年)は5月26日(月)~6月1日(日)まで1週間の開催だそうだ。イベントの公式HPは、こちらである。こないだ「小さなホテル 奈良倶楽部」の谷規佐子さんから、こんなメールをいただいた。

こんにちは。すっかりご無沙汰しています(…と言っても、毎日ブログを拝見し、先日はテレビでもお見かけしましたので、この一年、いまだにお会いすることもないままですが、あまりご無沙汰のような気もせずにいます)。

一昨年、昨年と「きたまちweek」については、tetsudaさんのブログに大きく取り上げていただいて大変お世話になり、どうもありがとうございました。直前になってしまいましたが、今年もまた「奈良きたまちweek2014」をご紹介して頂きたくお願いのメールを差し上げました。

「おトク600」というイベントは今年初の試みになります。この試みに参加表明してくれた店舗さんたちのためにも是非成功させたい(というか何らかの手応えを各店舗に感じてほしい)と思っています。実は奈良倶楽部でも火・水曜の2日間だけですが「おトク600」に参加しています。(もしお時間ございましたら是非お越し下さい!)

また、ブログのこちらでも、week実行委員企画のイベントをご紹介しています。この中で奈良倶楽部で行なう「岩手方言で紡ぐ宮澤賢治の世界」は満席になっています。が、26日の講演「奈良きたまちの建物ものがたり」は申込みが少ないようですし、最終日の「おやつ横丁」などももっと宣伝しなければと思っています。「おやつ横丁」の八坂神社祇園社では6/1(日)の17時より山村若女さんが舞の奉納をして下さいます。




なるほど。今回も新企画がもりだくさんなのだ。ブログ奈良倶楽部通信:PARTⅡを開いてみると、

☆「きたまち*おトクな600~一律600円の食べ歩き買い歩き」
初めての試みですが、きたまちエリアのお店をいっぱいハシゴしていただきたいと、week期間中600円のお得なメニューや雑貨を各店舗が用意して、食べ歩き買い歩きを楽しみながら巡っていただくイベントです。
※曜日限定、数量限定の店舗や、イベントに参加されない通常営業のお店もありますので、参加店舗の詳細はHPのお店一覧のページから各店舗の「情報」のところをご覧下さい。
※ちなみに奈良倶楽部では5/27(火)5/28(水)の2日間だけですが
スープとキッシュとサラダ+天然酵母パンのワンプレートランチを600円(税込み)でご提供します!(各日15プレート/11時30分~14時 )

☆講演「奈良きたまちの建物ものがたり」
5/26(月)13時半~15時 会場:踏花舎(東笹鉾町32)
奈良女子大学名誉教授で奈良きたまち在住の上野邦一先生(建築史)を招き、きたまちに点在するちょっと素敵な建物とその魅力についてお話をうかがいます。質疑応答タイムもあります。資料代おひとり500円。
メールinfo@kitamachiweek.com かFAX 0742-22-9081で要申し込み(先着20人)

☆「クラフト横丁」と「おやつ横丁」
6/1(日)11時~16時
いつもは通り過ぎてしまう神社で一日限りのにぎわい横丁を開催。
初宮神社では、こだわりの雑貨が買える「クラフト横丁」
八坂神社祗園社ではスイーツやドリンクが集合する「おやつ横丁」
「おやつ横丁」では奈良キャラ「ならきち」も登場。いっしょに記念撮影をしにきてくださいね!そして、私もおやつ横丁では売り子として当日お手伝いに入ります。きてくださいね!


昨日(5/22)、「吉野スタイル」の磯崎典央さんと電話でお話したところ「ぜひ、5月27日(火)は『良し良し吉野』に来てください」とおっしゃっていた。磯崎さんのFacebook(5/17付)によると、

今年も奈良きたまちではきたまちWeekが5月26日(月)~6月1日(日)まで行われます。その中のSAKURA BURGERさんの2F「ホ・スセリ」さんに、今年も吉野から27日(火)に出展します。メンバーはナチュラル・ツーリズム研究会のメンバーと吉野スタイルです。今年は11時からのランチタイムと、2時からのカフェタイムの2部構成です。明日からメンバー紹介とメニューの紹介をします。5月27日(火)はとびきりの吉野がきたまちに登場です。

5/27の「良し良し吉野」は、公式HPによると、

5/27(火)11:00~16:00「良し良し吉野」
ランチタイム(11:00~14:00)は、岡本しいたけさんの原木しいたけを使ったしいたけづくしランチセット。原木しいたけ入り"しいたけソーセージ"をパンではさんだ「しいたけドック」と「しいたけクラムチャウダー」と「焼きシイタケ」にジンジャーエールが付いて1000円/ご予約優先

カフェタイム(14:00~16:00)は 中井春風堂さんの「葛もち+抹茶」。 和三盆糖を練り込んだ本葛もちに、ふっくら炊き上げた丹波大納言小豆が添えらています。中井さんの葛もちは賞味期限10分。その場で作りたてを召し上がって下さい。1000円/ご予約優先(協力:吉野スタイル) >>ご予約フォームはコチラ<<


公式HPを見ると楽しい企画があまりに盛りだくさんで目移りしてしまうが、谷さんや磯崎さんのお薦めを中心に、今年も訪ねてみようかと思っている。

元気なパワーで奈良を北から盛り上げる「奈良きたまちweek」、この1週間は「奈良きたまち」から目が離せません。皆さん、ぜひ足をお運びください!

[ P R ]
 奈良が分かる絶好の手引き書!

 奈良「地理・地名・地図」の謎
 NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」監修
 実業之日本社(じっぴコンパクト新書) 762円

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NHK大河ドラマ(2016年)、真田幸村の「真田丸」に決定!

2014年05月22日 | 九度山町
九度山町(和歌山県伊都郡)の悲願がかなった! 2016年、NHK大河ドラマは、真田幸村が主人公の「真田丸」に決定した。おめでとうございます! 九度山町役場のHPには、
※写真はすべて5/5の真田祭りの様子。トップ写真はウチの分家の長男。甲冑は彼の手作りだ

NHKは2016年の大河ドラマの主人公を真田幸村に決定したと発表しました。平成22年より長野県上田市・本町をはじめ全国の真田氏ゆかりの地において地道に署名活動を行ってきた努力が実を結んだ結果となりました。これまで大河ドラマ実現に向けた署名活動にご賛同・ご協力を賜りました皆様方に心よりお礼申しあげますとともに、今後は、真田氏ゆかりの各地が協力して地域振興を進めて参ります。


高野山大学の学僧の托鉢



信州・上田市は、PR担当課も設置するそうだ。信濃毎日新聞(5/18付)《大河ドラマ「真田丸」決定 上田市をPRへ担当課設置 》によると、




出陣式(真田出陣太鼓)の様子

2016年のNHK大河ドラマが上田市ゆかりの戦国武将・真田幸村の生涯を描く「真田丸(さなだまる)」に決まったことを受け、市民有志でつくる「NHK大河ドラマ『日本一(ひのもといち)の兵(つわもの)真田幸村公』放映の実現を願う会」と市、上田商工会議所は17日、市内で共同記者会見を開き喜びを語った。母袋創一市長は、ドラマ放映に向けてPR活動などを担う「シティプロモーション」の担当課を設置する考えを示した。


真田昌幸(幸村の父)役は、信州・上田市真田地域自治センター長の高橋義幸氏

会見には願う会の役員5人が陣羽織姿で臨んだ。同会会長の宮下茂・上田商工会議所会頭は「こんなにうれしいことはない」と笑みを浮かべ、「産業界はドラマによる経済効果を期待している。観光客の受け入れ態勢づくりを進めないといけない」と述べた。母袋市長は「時間は限られている。新たな商品開発やおもてなしの心の醸成を市民にも投げ掛け、このチャンスを生かしたい」と強調。地域への経済効果を高めるため、担当課を設けるなど受け入れ態勢を整備し、PR活動を強めるとした。


幸村役は、OSK日本歌劇団の桜花昇ぼる

また、駐車場整備や、同市天神で10月開館する市交流・文化施設「サントミューゼ」を使った展示会、中心市街地の空き店舗などを使った交流スペースの開設を検討すると説明。サントミューゼ開館に伴い閉館する市民会館の解体時期などについても「早急に検討する」とした。



大河ドラマで幸村役を演じるのは、「半沢直樹」で評判になった堺雅人だと噂されているが、まだ正式発表はない。タイミング良く6月1日には、期間限定の「真田幸村公資料館」もオープンするそうだ。Sponichi Annexの「真田幸村公資料館6・1開館 大坂の陣400年を前に」によると、





豊臣家と徳川家が争った「大坂の陣」(1614年、15年)から400年となるのを前に、鉄砲研究家の沢田平さん(79)が20日、豊臣方の名将・真田幸村ゆかりの鉄砲を展示する資料館を6月1日に大阪市東成区にオープンすると発表した。「真田幸村公資料館」で、展示の中心は、幸村が大坂夏の陣の際、徳川家康の本陣に奇襲を仕掛け、実際に使ったとされる「宿許筒」という小型の火縄銃。沢田さんによると、家康を追い詰めて馬上から狙撃する直前に誤って落とし、戦利品として徳川方に渡ったものと伝えられている。


ゆっきー(真田幸助)も、大活躍!

ほかに徳川方が城攻めに使い、射程が約3キロあったとされる大型の鉄砲や、幸村のアイデアから作られた手裏剣など、ゆかりある品約300点が展示される。沢田さんは「400年という歴史的節目に合わせて、幸村公への関心を高めてほしい」と話している。資料館は2年程度の期間限定で開館する。完全予約制で入館希望者は当日までに連絡が必要。来館者に沢田さん自身が解説し、資料代として1人500円かかる。

上田市などの盛り上がりに比べ、九度山町はやや出遅れ感があるが、これからの2年間で挽回して、大いに「真田幸村」をPRしていただきたい。これからは私のところにも幸村や九度山に関する講演依頼が舞い込みそうだ。いちど、おさらいしておかなければ…。
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