土曜日は休みだけれど、日曜日の運転免許試験場は通常通りの運営。
日曜日しか休みを取れない人も多いだろうから、かなり混み合うだろうと思われる。
そのように考えて高齢者は日曜日を避けるのではないかと予想した。
午前の部の一般受付は9:30~11:30だが、高齢者講習終了者は1時間遅れの開始。
案の定、今までとは違い、かなり空いてはいたけれど、時間になる前から列があり、高齢者だけではなく若い者も混じっている。
高齢者講習のときも免許更新の今回も、私としたことが表示されている説明だけでは理解できずに、先ずはどこに行ってどうすれば良いかを2度ほど職員らに聞かなければならなかった。
並んでいる時には、見ず知らずの同士が話し始めたりして、『わし、免許返すんですゎ』という人がいた。
それでもなぜか更新手数料を払う窓口に並んでいて、女性の係に『なんぼや』『わし、カネも数えられんようになってん』『これ幾らや』と財布から札を抜いて係りに見せる。
『5000円です、2500円やから、これで良いですゎ』と係りが言えば、『5000円で払(はろ)たら、釣りは3500円か?』と言っていた。
若い女性と話すのが嬉しいのか、本当にボケているのか、微妙に判断できかねる半ボケに見えた。
順番が来てお金を払うと、今度は自動的にすぐ横に誘導され、書類の代書をさらさらとやってくれた後で、交通安全協会への入会費1000円の勧誘。
ほとんどの人が、当たり前のように支払っているのは、チップのような気分なのだろうか。
これは巧みに誘導される寄付金集めなのだと理解して、『賛同をお願いできますか』に対して、『賛同できない』と答えて拒否する。
30年ほど前だったか、払わないとどうなるかと聞いたことがあり、応えは更新連絡書が届かないと言っていたが、あれから何回も更新をしているけれど葉書が来なかったことはない。
視力検査は意外にすんなりと通ったが、5問ほどあるチェックシートのすべてに『いいえ』としたら良いところを、バカ正直に『5年以内に病気その他の原因で身体を自由に動かせなくなったことがありますか』に『はい』としたため、パーティションで囲われた隅に連れていかれ事情聴取された。
甲状腺癌の手術をしたから、入院中の包帯が取れるまで不自由をしただけなのだが、説明するとそれをアンケート用紙の裏に書いて、ハンコまで押すのであった。
運転中にそのようなことがあったかという質問と解釈したら問題なく『いいえ』にしたものを、やはり根が正直な者は面倒なことに巻き込まれるものだと再認識した。
なお私は『優良運転者なので次の更新は3年後です』と言われたのだが、ゴールドなのに5年後とならないのが誠に残念。
優良でなかったら1年後になるのかどうか、次の3年後には後期高齢者に入ってしまうのでその後は優良運転者でも1年毎なのか、などをちゃんと聞いてくるべきだった。