普通のサトイモ(里芋)ばかりにしないで、ヤツガシラ(八頭)も作ってみたら意外にうまくできた。
こちらでは、赤い茎を酢の物にするのをズイキと呼んでいて、それはヤツガシラの茎だという。
いざできてみると、茎を調理するなんて、他にやるべきことが色々とあってやっていられない。
周りの人達に声を掛けてみると、自分のところでも作っているというのは1軒だけで、あとは欲しいと喜んでくれた。
ただしほとんどが年配者で、同年代者達は暇なはずなのに忙しい様子で、いらないと断られる。
それなら自分でも少しはやってみようと茎を剥いて、20センチくらいにカットして半切りや4半分切りに割いて干してみた。
手が汚れることなど知らぬままやって、まるで指先が壊死したように青黒く染まった。
ちょっとやそっとでは落ちなくて、動画ではシャンプーすると落ちるなどと言っていたけれど、前のお宅の奥さんは台所用漂白剤が一番よく落ちるといっていた。
酢水の中で剥くと染まらないなどという記述も見つけたが、そこまでしなくても、という感じ。
石油ストーブを焚いた室内での1日も入れて3日間乾燥させたのが2枚目画像。
右端にコカマキリ(小蟷螂)が居て、家の中に持ち込もうと運んでいても逃げないのでつまんで逃がした。
もう用無しの寿命間近なのか、つまんでも抵抗する素振りを見せずされるがままになっているのが哀れ。