鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

耳は遠くなったのに不審な音が聴こえる

2023年04月24日 09時31分31秒 | イレギュラー


独り暮らしをしていると、どんな小さな音がしても、その音源や正体を確かめないではいられない。
気楽に過ごしているように思われているだろうけれど、火事をださぬように何かに襲われぬようにと緊張の日々でもあるのだ。
二六時中緊張して不安を感じているというほどではないにしても、遠くなってきている耳に異音を聴きつけると耳を澄ます。
そうすると、けっこう自分がだしている音の場合がある。
何気なく息を詰めて細く音を出していたりして、なぁんだと思っても、笑うことも腹立てることもないのは、独りだから。
耳垢がこそっと音を立てたり腹がなったりしても『おやっ?』と耳を澄ます。
背後の音に『なんだ、おれの屁か』などと、まだそこまでは無我の境地に至っていない。
昨夜は何かが連続してこすれているような、洗濯機からのような音に気づいて、周りを見回しコタツも消して耳を澄ませた。
後ろと左横はそれぞれ戸を開け電灯を点けてみたが違うようで、元の位置に座ってみると、やはり音はしていて、どうも前方の縁側越しの外からのようだった。
盛りのきた猫のなき声は十日ほど前にあったけれど、それとも違うし、水辺の蛙のなき声とも違い、くぐもった小さい声のような連続音。
サッシのガラス越しに闇夜を見たけれど分からなくて、懐中電灯を持って外にでた。
すると縁の下から微かに音が聞こえて、方向としては、私が室内で座っている下辺りのようであった。
何か小動物のグルーミングのようなことだったのだろうか、原因不明のまま。

画像は、一株だけ私の花壇に咲いている貧弱なヒヤシンス。
買った覚えはないので、庭いじり中にでてきた何か分らぬ球根を移植したのだったと思われる。
ヒヤシンスと聞けば、語呂でついつい連想してしまうのが、ドラマで観る花魁の『ありんす』という言葉尻。
昨夜は少し肝を冷やしんす。
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初めて見た気になる花・・・その2

2023年04月14日 09時46分46秒 | イレギュラー


これも高橋まゆみ人形館の周りに植えられていた花。
『植えられていた』としたけれど、『在った』とすべきか、『生えていた』とすべきか、いずれにしてもそぐわない気がする。
軍隊的に一様な整列をしていたら『植えられていた』となるが、発見でもないのに『在った』も変で、『生えていた』は路端の雑草扱いでこれもスマンという気がする。
とにかく、種を蒔いて育てられたか、そのようにしたあとで定着して程よく管理されている馴染んだ風情に花を咲かせていた。
派手さはなく、どこにでもありそうだから、何気なく撮って、後で調べてみようと思っていた。
そうして「ハナノナ」アプリに映してみたら、ちょっと自信無さそうに『キンポウゲ科』とでたので検索したけれど、分からない。
少し間を置いてかざすと、『タマスダレ』とでて、これは却下。
『ヤブイチゲ』というのもでてきたが、葉っぱが違いすぎる。
『チョウノスケソウ』などという全く聞いたこともない名もでてきたが、これも違いすぎて却下。
そうしてみると、地味なのに妖しげで、どれにも似ていない希少珍奇な花ではないかと思えてきた。
白い花弁か萼の根元が、なんとも言えずはっとさせられる。
カタクリの花の中を観たときの怪しさ妖しさの感じ。
「おまんはどういてここにおるがや?」
「名はあるがじゃろうか」
などと呟きたくなる。
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初めて見た気になる花

2023年04月13日 08時40分00秒 | イレギュラー




飯山城址公園から下って飯山線の踏み切りを渡ると、高橋まゆみ人形館がある。
むかし見たことのある村の生活、農作業の様子、どこにでもあった田舎の景色が、人形達で再現され表現されていた。
この作家の人形を観たのは初めてのはずなのに、そうとは思えないような、自分の過去に見ていた景色が目の前に現れたような懐かしさがあった。
珈琲とクッキーを中のカフェで頂いてから、外の花壇を観て回ったら、珍しい花がいくつもあった。
見たこともない花があって、まったく馴染みがないと、綺麗だと思う前に違和感を感じるものだなと思った。
スマホを構えていたら小さい虻か蜂か蝿かが飛んできたので、ぱしゃぱしゃ撮ったけれど『これは』というほどの絵にはならなかった。
何という花か、画像でさえ見たことがないので、無知のまま調べもせずに・・。

追記;花の名を調べるための、あまり信頼できないアプリをスマホに入れていたことを思いだして、画像にレンズをあててみたところ、100%という自信たっぷりに『オキナグサ』と示した。
名は聞いたことがある、これがオキナグサ(翁草)か。
翁がオキナグサに首を傾げていたとはこれいかに、だが、えらく美しく品のある翁じゃないか。
なるほど、種が白いひげのような格好になるからか。
人形作家のモチーフに合うということでもありました。
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フェンスを突き抜ける

2023年03月21日 07時31分08秒 | イレギュラー








金網フェンスに木が近いと、蔓性の場合は上手に絡ませて見栄え良く生垣風にしてるのも在るにはあるけれど、たいていが植物の強さに辟易した様子の見てとれる格好になる。
金網を突き抜けて縫うように出たり入ったりして網を広げ身を食い込ませつつ太る木は、やがてその部分を残して切られる。
きれいに取り外そうとすればノコギリもナタも金網も傷むので、腐食を待つ状態に放って置かれ、教訓的で象徴的な姿を長い間さらすことになる。
気の向くまま無闇に顔を突っ込むものではないとか、状況判断をせずに過信するとこのような運命が待つとかなんとか、グラウンドのフェンスに高校生は想ったりするだろうか。
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ジェネリック家電製品

2023年02月20日 10時15分33秒 | イレギュラー




洗面所の直管蛍光灯20型がちらちらと瞬き始めた。
蛍光灯の不具合は蛍光管かグロー(点灯管)を換えたら直るのだが、これを機会に蛍光灯型LEDにしようと決めた。
何でも揃っているはずの電気機器量販店に行ってみたら、目当ての商品が置いてない。
なぜだろうと思いつつホームセンターに行ったら、以前、見たままに売られていて、しかも1408円と、思ったほど高くはない。
グローはそのままなのだろうかと思わないこともなかったけれど、ほとんど気にも留めず買ってきた。
グローの代わりに入れるダミーが入っていて、管とグローモドキを交換してみると、ためらいなく点灯するし、かなり明るくなった気もする。
蛍光灯20型は、安定器も含む消費電力が23Wらしいが、このLEDは8.2Wとある。
ネットで見ると10Wとあるから、安定器分の3Wを入れても11.2Wで、今後は半減の省エネになる。
ところで、この製品にはジェネリック家電製品とパッケージに書いてあって、『医薬品だけじゃないんだ、へー』。
CASIOのジーニアス英和辞典によれば、genericは『一般的な、無印の、ノーブランドの』という意味だそうだ。
generic drugだと『後発医薬品、特許が切れた後に製造された低価格の薬』とある。
薬局でジェネリックもありますが・・と言われれば、そちらでお願いしますと言ってきたし、家電もジェニリックがあるなら、それに越したことはない。
電気機器量販店がジェネリック家電を置かないのは、どういうわけだろう、儲けにならないからか。
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パパイヤと口紅水仙

2022年05月08日 07時22分44秒 | イレギュラー






先島諸島からパパイヤが送られてきた。
こちらが自作の菜っ葉と日本蜜蜂の蜂蜜を贈ったのに対して、友人は自宅敷地でできたパパイヤの返礼。
自作農産物をどうすれば商品化できるか、どうしたらお金になるかと考えるのも楽しいけれど、物々交換が一番気持ち良い。
1日前に送ったと連絡を受けて、1日半後には受け取っているのだから、流通スピードがすばらしい。
しかも2千円もかからなかったそうで、送った本人が感動していた。
荷物を開けてこちらもびっくり、パパイヤとはこういうものであったか。
叶姉妹も思わず顔を見合わせ俯いてしまうのではないかと思われる迫力で、黄色くなってから食べるのだとか。
種から育てたのに、こんな実をつけるのだそうで、さすがに亜熱帯。
熟すとカラスに突っつかれるから早めに採って熟すのを待つのだという。
食べてみないと美味しいかどうか分からないと言うが、美味しかったとして、これを一人で食えるものなのか!?
美味かったら、それはもう誰かに自慢方方おすそ分けすべしだ。
2枚目、3枚目は、今咲いているうちの口紅水仙。
名と姿が微笑ましくて、徘徊中にたまたま撮ったのだけれど、丁度パパイヤも送られてきてセクシー繋がりになった。
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椿事

2022年05月05日 07時17分07秒 | イレギュラー








椿事と珍事は同じ意味だそうで、なぜ椿事と書くかは諸説あるとのことだが、これなら納得という単純で面白い説明は見つけられなかった。
1枚目;一般的にピンクの椿と言えば、美しく整って和菓子のような乙女椿だけれど、うちの奔放に乱れ咲く椿は、何と名付けられているのだろう。
2枚目;昨年の草刈り時に見つけた左巻きのカタツムリの殻が、ひと冬の雪の後でも形を保っていた。
普通のカタツムリの左巻きは珍しいそうだけれど、2個も見つかったのだから、ヒダリマキマイマイという種類なのだろう。
3枚目;水仙といえばラッパの形が一番多いけれど、うちには野生児のようなぼさぼさの八重水仙が私の子ども時代からある。
水仙は植えたりするものではなくて勝手に増える雑草扱いだったのだが、一列に移植された場所もあり、邪険にはできない。
そんななかに、3分の1ほど白い部分のある八重を見つけた。
線を引いた分かれ方で白と黄色になっている花びらもあるけれど、どういう仕組み仕掛けなのだろう。
印をしておいて、花後に球根を掘り上げ隔離して大事に育てて見ようかなどと思ったりもするけれど、どうしたものか。
4枚目;ウバユリ(姥百合)は葉っぱも食べられると、つい最近教えてもらったので、こんな群生地を見つけたら、お浸しにしてみたい。
花が咲いたら葉がない、歯がない、姥だという名付け方だというのは本当だろうか。
花が咲くようになる前の若い葉を摘んで食べるのは、忍びない気もするけれど、近々試したい。

以上、椿事珍事は珍しく意外な出来事であって、この程度のことには使いにくい筈だが、とにかく初めて椿事という言葉を使う。
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雪の下から  その②

2022年04月16日 00時35分35秒 | イレギュラー




雪の下から見えてくるものは植物ばかりではない。
雪の下のそのまた下の地下で縦横に通路を作り、モグラやネズミが生きている。
1枚目の画像は、雪が消えた途端にモグラが土を盛り上げた山。
2枚目は、そこら中にあるミミズ腫れのような地下通路で、トガリネズミ(モグラの仲間)か野ネズミか。
盛り上がったトンネルはところどころで陥没していたりするけれど、それが支障を来たしたという雰囲気でもない。
棒を突き刺したような竪穴が見られるのは水抜き穴だろうか、だとしたら考えられた作りだ。
毎年、家の中にも仕掛けておくネズミ捕り粘着シートにも、明るい茶色のネズミ1匹とトガリネズミ2匹が捕まっていた。
蓋をしておいたのに洗濯機の中にも1匹トガリネズミが死んでいたのはどうしたことか訳がわからない。
普通のモグラは地中の昆虫やミミズを食うだけで、農事の邪魔になるのだろうか。
モグラを毛嫌いして、ペットボトルで風車を作りカラカラと音をさせている人もいるけれど、役立っているのだろうか。
ネズミがサツマイモをかじってしまっていることはあるけれど、トガリネズミはそのネズミを獲って食う。
モグラの穴を通ってネズミがやってきて里芋が一畝やられたと言っている人もいたが、本当にそんなことがあるのだろうか。
真相はわからないままで、私は実害をあまり受けていないので、話には懐疑的だ。
なんとなくいい加減にやっていった方が自然なバランスも保てて良いのではないかと、ずぼらにファジーにやるつもり。
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『オミクロン』は撮影可

2022年03月18日 07時39分39秒 | イレギュラー






美術館などでは珍しい『撮影可』とあれば、やはりついついいそいそとスマホを向けて撮る主体性の無さがいじましい。
どういう意図があってカメラOKなのかと首を傾げるが、時々は写させてガス抜きをしようという施しなのかも知れない。
となると、どうしたって期待に応えたくなって恥ずかしげもなく大衆一般の自覚をもって、朱に交わる。
それにしても『オミクロン』であったのは、ちょっとした偶然を面白がったサービスなのですか。
オミクロンは検索してみると、ラテン・アルファベット15番目のOのことなんだとか。
OよりVに視えるから、O脚のビートたけしが「コマネチ!」ポーズをしているのを連想してしまった。

デザイン性重視の椅子とテーブルも撮影許可になっていた。
家具は機能性が一番の筈だけれど、この二つの家具はこれに部屋を合わせたり、家まで建てなければいけないようなほど自己主張をしている。
こういう家具が芸術のフリをして売られていたら、キャンプファイヤーのようにして燃やすイベントをしたらと思い描いた。
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夜の滑り台とブランコと鉄棒とジャングルジム

2022年02月24日 07時17分07秒 | イレギュラー








ふと思い立ち、と言うよりどうしても確認したいことがあって、夜中に近くの公園に行ってきた。
寒い今の時季でなかったら、それより新型コロナのことがなかったら若者がブランコに腰掛けていることもありそうなのだが、やはり無人。
確認はブランコがなくなっているのではないかと思い始めたら気になってしかたなかったから。
それぞれの遊具を撮ってみたら、夜の滑り台とブランコと鉄棒とジャングルジムに、子供が居たら良かったのにと思った。
滑り台の上とか、ブランコに立ち乗りしてるとか、鉄棒に手を掛けているとか、ジャングルジムのてっぺんに腰掛けているとか、無表情の動きを感じられない子供が居たらどんな画像になるかと思い描いた。
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雪の景色

2022年01月17日 08時15分00秒 | イレギュラー






冬のふるさとは雪に閉ざされるので、屋根の雪下ろしだけを請負業者に任せて、この時季の私は宇治の家で避寒生活。
向こうの友人がときどき、生家の様子を撮ってLINEに載せてくれる。
1枚目は1月2日に、2枚目は1月15日に撮って送ってくれたもの。
道路は雪が積もる度に市のブルドーザーが除雪してくれるのだが、2週間でどのくらい積もったかが分かる。
業者が1回目の雪下ろしを12月30日にしたと請求書がきているので、大晦日と元旦の2日で屋根に降り積もった量も分かる。
この分だと2回目もそろそろやるのか、やったのか、また請求書がくる。
天気予報を見ると、今週の1週間はずっと雪マークなので、今月中に3回目も確実。
前々回の冬は雪の積もらない異常気象で、雪下ろしを1回もしないで済んだ。
前回は5回の雪下ろし、今冬も5回やることになりそうな気配で、3年単位の帳尻合わせになるようだ。
平均すれば年間ひと冬12万円ほどの雪おろし代となりそうだ。
3枚目の画像は、滋賀県に出かけたついでに湖東から撮った冠雪の比良山系と琵琶湖の伝統漁法魞漁(えりりょう)の竹杭。

今日は阪神・淡路大震災から27年。
あの日は雪が降っていて仕事はできないだろうと思ったけれど、連絡したら約束しているから行って欲しいとのことで彦根に行った。
積雪が50センチ以上あり、仕事できる状態ではなかったので、大渋滞の中、裏道を探しつつ、何時間もかけて帰ったのだった。
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地の割れ、滑り、沈み

2022年01月15日 16時26分26秒 | イレギュラー






家から出さえすれば、何なりと目に止まって、ぱしゃぱしゃと撮り、数行の文章くらい書けるだろうと、散歩した。
あまり興味深く感慨深いといった心持ちにならないのは、思考能力の低下なのか飽きがきているのか。

ところで、昨年起きた熱海の大規模地滑りのような人災は、細かく見回すと、ごく小さなものならどこにでもありそうだ。
最近、擁壁の傾いてしまった箇所とか、つなぎ目がずれた部分とか、地面のひび割れなんかに注目することが多い。
土木工事の手抜きなのか、想定外の地盤変化なのか、水の道ができて土が流れてしまっているのか。
1枚目は、門柱が傾いて門扉がきちんとしまらない家で、この並びであと2軒、別のところでも1軒見られた。
直すのは回りを掘り上げて、力ずくで元に戻して、コンクリートを大量に流し込むことが必要だろう、大変だ。
2枚目は、車道から一段下がった歩道端に発生したひび割れと、傾いた擬木杭。
杭を悪童共がいつも蹴るから傾いたのではなく、小さな地割れ地すべりによって傾いているのだ。
3枚目は、ベンチが傾き、ベンチ前の杭も傾いている。
背もたれのないベンチが水平になっていないのは座りにくいだろう、これも小さな地盤沈下と地割れが起きているはず。
いずれも、傷が小さいうちに対処しておかないと、もしも一気に大きな変化があったときが怖い、注目していきたい。
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イレギュラー  その8

2021年05月09日 01時48分48秒 | イレギュラー






「美しく保たれています」と書かれてあるけれど、放置状態になっている小公園。
草抜きをするなら、声かけあっての集団作業になるだろうから、コロナ禍が過ぎるまで密を避けようということか。
狭いので、きれいにしたら密集して遊ぶだろうし、それならいっそ荒れさせておこうという協議があったのかもしれない。
これはこれで昆虫や雑草と呼ばれる植物を学ぶ場になり、良さそうでもある。
ウチでは、シンビジウムが一ヶ月経っても咲いている。
何年か前までは、もっと鮮やかな色だったのに、なんだか血の気の引いた薄幸の風情。
それでも蜜が垂れ落ちそうなほど滲みだして、私の舌を喜ばす。
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イレギュラー  その7

2021年05月08日 05時55分40秒 | イレギュラー




へこんだ角(かど)部分を私たち建築関連業者は入隅(いりずみ)と呼んでいる。
擁壁の入隅にアカメガシワ(赤芽柏)が生えて、かなり成長していた。
入隅は人の動線から外れているので、ふだん用無しの消火器なんぞを置くには最適な場所。
だからこそ邪険に扱われることもなく、入隅擁壁を破壊するほどの力はないだろうと放置されているのか。
この先どうなるか見もので、これもまた散歩中のチェック物件となる。
ところで、スラスラとは読みにくかった上野千鶴子著『女ぎらい』紀伊国屋書店をようやく読み終えた。
ミソジニー(女ぎらい)は、あらゆる差別と同根なのだと理解するに至り、とっても勉強になった。
亡き母たちが女同士で『女はダメですねぇ』『ホントに女はダメです』と確認しあっているシーンをおもいだした。
『女ぎらい』の横にあるのは、ダイソーで買った150円だったか200円の、時計、タイマー、アラーム、温度計で、どの面を上にするかで表示が変わる優れもの。
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イレギュラー  その6

2021年05月07日 09時33分09秒 | イレギュラー






先日、二色咲きのイレギュラー花を取り上げ、マーガレットだと教えてもらったのだけれど、同じようでいてもっと小柄の花が路傍に咲いていた。
茎が木のような感じではなく完全な草だし、葉っぱが春菊とは似てないから、マーガレットもどきのミニではない。
アスファルトと縁石の隙間に生えているからには、ほぼ雑草なので、少しだけ引っこ抜いて持ち帰ろうかと思う。
さりげなく楽しんでいる歩行者もいるかも知れないので、ごっそりと抜くことはせず控えめに。
公園にはジャグリングの練習をする若者がいて、カランカランと落としてばかりだからデビューはまだ先の先。
人目のあるところで度胸を付けようということかも知れないけれど、やる気ではなくて何かが足りない気がするぞ。
夏日に近い暖かさだったからか、空のうろこ雲が秋のようだったが、じつはきっちり晩春を現出させていると思われる空。
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