昨年よりは1週間ほど遅い初雪は20cm余り積もったけれど、夜のうちだけの降り。
昼間は気温も多少上がって雪の嵩は減り、昨日取り上げた名前不詳の白い茸を撮ることができた。
そうなると俄然、食えるかも知れないのに勿体ないという気持ちが湧いてくる。
保健所に持って行きたかったが、いかんせん土曜で日曜だ。
今朝はまた夜中に降って、昨日の朝と同じ状態になった。
茸の位置は分かるので、明日採って保健所に持参もできるけれど、『またあんたか』という顔をされそうだし、今年最後のミッションもあるので残念ながら諦めることとする。
重い初雪だったので、ヤツデ(八手)の花が茎の根元から全て折れてしまった。
初雪が降った後で縛ろうと思っていたのに甘かった。
成長点の先端に花が咲いていたのだから、その成長点が折れたら、どういうことになるのだろう。
花に集っていた、腰に茶色のベルト模様のあるオオハナアブ(大花虻)が花にくっついたまま悶絶していた。
死んでいるのか、それとも陽が差したら動き出すといった仮死状態なのか。
西行は「願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」と歌ったけれど、花に突っ伏して初冬に死ぬのも哀愁がある。