鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

歯のこと (7)治療の可視化

2009年08月01日 18時48分29秒 | 健康ネタ
今回の歯科医院では、はじめに固定した顔の周りを回転するレントゲン装置で総ての歯の状況が撮影されパソコンに取り込まれた。歯科医は、ノートパソコンの画面を見せながら説明してくれた。

しかし治療を始めたら、自分の口の中を見ることはできない。インフォームド・コンセントはやってくれるし、臨場的な解説もしてくれるし、事後は手鏡を渡してくれたりもするのだが、やはり自分の目で治療状況を見たい。どんなに想像力を働かせてもあご骨に振動を感じながら聞く『キュイーン・・・ガガガ~』は気分の良いものではない。

歯科医も患者もメガネをかけ、医師の見ているシーンが患者もそっくり見られるようにしたらいいのにと思う。そういう装置はもはや簡単に作れるはずだ。どんな診療科の医師も患者が直接見られない部位や状態なら、病状を説明しつつ確認をしながら治療も診察も行うようにしたらよい。

警察や検察の密室での取り調べがようやく大きく問題視されるようになった。心理的に追い詰めての自白強要や、でたらめな調書作文による冤罪が露見するようになった。裁判員制度のスタートと共に、ますます取調べを可視化すべきと言う意見が多く言われるようになった。医療現場における可視化とてそれとまったく同じ次元で叫ばれて良いことではないかと思う。

名医のやる特殊手術の録画が流されるテレビ番組がある。どんな手術だって、自分の身体がどんな状態になっていて、どのように施術されたかの録画を欲しいと思う人は多いのではないだろうか? そういう動きが出てきて欲しいと思う。まだまだ先の話だろうか? 治療の可視化、これはお医者さん自身をも守ることになると思うのだが・・・。

コメント (7)
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