鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

天災のこと(我が家の場合―2)

2009年08月13日 06時31分22秒 | 随筆或いはエッセイ

10年経つと家は新築でも相当痛んで、メンテナンスをしなくてはならないと聞いたことがある。年々使われている材料も設備も耐久性が向上しているだろうが、保障期間を過ぎた故障や不具合は天災だと思って受け入れるしかない。

我が家は18年目に入った。同時入居の隣近所では外壁の塗り替えしたところが何件かある。屋根を瓦からトタン葺き(?)に替えた家もある。メンテナンス業者のセールス攻撃は、電話に訪問にパンフ投げ込みにかなり激しい。塗装業者の勧誘が特に頻繁だ。断わるのに一番楽な応えは『ウチは近々立て替えることにしてるので・・』がベストのような気がする。

ところで、我が家の天災的不具合を挙げてみると。
①ガス給湯システム
②チャイムインターホン画像システム
③洗面台シャワー
④トイレウォシュレット
⑤屋根瓦割れ、外壁クラック、玄関周りなど。

どう対処したか。
①床暖房システムでもあるのだが、床暖房が10年ほどで痛んだ。年間保守契約をしているので、何回も見てもらったのだが3ヶ所床暖房できるはずのところを台所とシンク前の二箇所が水漏れ(?)なのかどうかという微妙な言い回しでダメを言い渡された。直すのは大工事になりそうなので、二箇所は諦めて栓をしてもらった。次に風呂のお湯張りと追い炊きができなくなった。日によってできたりできなかったりする。何回も見てもらったが、その時は直ってもすぐダメになったり、また自然に直ったり、部品がもうないと言われたり、原因がわからないと言ったりして一向にらちがあかない。そんな状態で3年ほど使っていたのだがついにシャワーも使えなくなって、また業者を呼んだ。そうしたら何と風呂は完全に直ったのだ。しかも原因まで示して修理代も保守契約内なので無料。見る人間によってこんなにも違うとは驚きだ。もうダメだと言われれば、どうしていただろう。水風呂で我慢する決心をしていたかも知れない。テクニシャンの彼は翌日には様子見の電話までくれた。これからは必ず指名するからと何度も「ありがとう」を連発したのは言うまでもない。彼なら床暖房も軽く直してくれるのではないか? 欲をだしてはいけない。もうそれは無い事に慣れたのだし、彼が直せなかった時がつらいので言わないことにしているのだ。お付き合いもほどほどが良い。

②画像がボケボケで用をなさなくなった。チャイムも鳴ったり鳴らなかったりする。一度メーカーに電話して診てもらったが、最近は何でも基盤ごと交換しないとダメと言う。しかも古い機種だからそれもないと言う。『鳴るまで押して下さい』という貼り紙をして、これも5年ほど経つだろうか。今ではいきなり玄関を叩いて戸を開ける人が増えた。そこで何とか新品に交換できないかと考える。量販店でパンフをもらい製品も各メーカーのを比較し、価格.COMで3万円弱のものを買った。線は生きているので何とか自分で取り替えた。近頃のはスグレモノだ。留守中にチャイムを押した人のシーンが録画される。携帯の子機まである。スイッチを押すと外の様子を見ることができる。安い機種なので、子機は2秒おきの静止画だがこれがなかなか面白い。外を窺うのも覗きの一種かと思うとためらわれる事でもあるけれど。

③朝シャンができるタイプなのだが、シャワーの蛇腹から伝う湯水が排水管に繋がれていなくて、洗面台の中の小さなポリタンクに溜まる仕組みになっている。そしてそれが時々溢れる。こんな仕組みってあるのだろうか? 水道業者の手違い?間違い?手抜き?製品そのものの不具合?いろいろ考えたが何だか問い合わせもしないでいる内に今度は蛇腹自体にひび割れが起こって漏れ始めた。もうしょうがないので、蛇腹を引き出して戻らないように止めて、シャワーの先も外して使っている。見た目は悪いがウチでは朝シャンをする者はいなかったし実用に差し支えないので、そのままになっている。

④これは貯湯式なのだがタンクから漏れたことがあり止水栓を締め気味にしたことがあった。しばらくはそれでなんともなかったのだが、ウォシュレットから湯が出ずに水が出てキャッ!ではなくて、そもそも出てこないのである。出るときもある。ちょろちょろで届かないことの方が多くなって、それならとこれも量販店その他で研究した。これは2万円も出せば買えそうだし、これも自分で交換できそうだ。それで買うことにしたのだが、止水栓が閉まりすぎてるのではないかということになって開放にしたところ、なんちゅうことはない。いくらでも元の水勢ででることが判明した。いままでの毎朝の期待や安堵や不安や不快は何だったのか。しかし水漏れは相当なのだ。三筋位落ちるので風呂用のたらいを置くと丁度よい。漏れるのは使用中だけなのでしれている。もう結論は当然のように、新品購入交換は却下。今は毎朝快適である。タライに溜まる水も水道代を思うほどでもないので捨てたらしまいだ。

⑤屋根は画像のように復元した。保存してあった3枚の内の2枚が色違いだ。日に晒されると日焼けして変色するのかどうか。ちょっと色違いはオシャレな感じ・・と自分が直したからポジティブに考える。外壁クラックは大きくないのだが、塗装業者が鬼の首を取ったごとき攻勢をかける発奮材料だ。その内自分でコーキング埋めをするつもりだ。玄関の引き戸サッシの錠が傷んだ。真ん中と右に同一キーで閉める鍵穴があるのだが、真ん中がつぶれたので、留守にする時は、内障子の内部錠を閉め、靴箱のある方から身体を斜めにして滑り出させ、外障子の右の錠を掛けている。めんどくさいのだが、慣れたらしまい・・・とこれも当分このままになりそうだ。

コメント (6)
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