どういう環境が良いのか、どういう条件だと花が咲くのかなどと疑問が湧いて、軽く検索してみたいところだけれど、それはしないで思うまま書いてみよう。霜が降りる地方では冬越しが難しい筈なのに、琵琶湖周辺でも京都の川でもときどき大繁茂するのは何故だろう。ウチでは発砲スチロール箱に入れて冬越しをさせようとしたけれど失敗したことがある。箱全体を土に埋めて地熱を利用するか家に入れないと駄目なのかも知れない。
画像のものはメダカに卵を付けさせるために4株だったかをホームセンターで買ったもの。毎年買っていて、今年初めて花が咲いた。実はなるのかどうかは確認していない。オリヅルランみたいにどんどんランナー(?)を伸ばしてクローンができるのだから種なんていらないし、花なんていらない筈なのに咲くのだからあだ花というヤツかも知れない。変換したら、実のないという意味の徒花のつもりだったのに婀娜花というのが最初にでた。
じつにもって婀娜な花ではないか。燈心を思わせる黄色い模様が妖しくて怪しくそそられる。炎を囲んで青紫の静脈を思わせる条文、そしてそれを大きく包む薄赤紫の揺れる襞。何を独りで興奮しているのだ、わたしは。木枠にガラスを張り巡らせただけの手作り水槽の中でに咲いてくれたのだ。
布袋様のホテイなのだろう。アオイは葵の葉っぱに似ているからか。何年か前に琵琶湖周辺の水路で引き上げたホテイアオイは巨大だった。種類が違うのかも知れない。テナガエビが根に付いていて大漁だった。持ち帰ったが、テナガエビは凶暴で飼うのには適していない気がする。メダカを入れたら見ている目の前で、瞬時に長い手の先にあるハサミで捕らえ喰い始めた。サワガニは人が見ているところでそんなことはしない。また話が横にそれて長くなってしまった。