先日行った図書館で、涼みながら1冊読み終えたのが、トルストイの「イワンの馬鹿」。
借りてきたのは「絵本の力」。
両方とも、図書館のおすすめコーナーに立ててあったもの。
啓蒙されてしまった感じがするけれど、悪い気はしない。
ある流れがあってのことなのか、図書館員の個人的裁量に任せた選択なのかはわからないけれど、気持ちよく読み終えた。
「イワンの馬鹿」は良かった・・さすがトルストイ。
「絵本の力」は河合隼雄を宮崎駿と勘違いして読み始めてしまったけれど途中で気づいた。
変な人だな・・と読み始めは思ったけれど、河合隼雄は子供電話相談だったか、子供の問題についての相談だったかのラジオ番組で、納得できる回答者として印象深かったから、あとの方では違和感を感じなかった。
松井直という人は初めて知った人だったけれど、なかなかすごい絵本編集者だと理解した。
柳田邦男はさすがに作家だけあって言葉が多い。
書くことを職業にするだけあって、書きたいこと言いたいことが湧き上がって仕方ないという感じ。
日航機事故関連などでテレビによく出ているのを観ていたが、嫌味なく理路整然と話を進め、どんなに長い話でも最後まで聞かせる話術は素晴らしい。
彼のノンフィクション本を読むゆとりが持てたらいいのだけれど・・。