鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

クロガネモチ(黒鉄黐)とネズミモチ(鼠黐)とチャノキ(茶の木)

2025年01月09日 08時30分08秒 | 身の周りの植物






クロガネモチが赤い実をつけて目立っているけれど、他の赤い実ほど魅力はないらしくて鳥が群がっているところは見ない。
黒はどこからきたのかと検索してみると、若い枝が黒みを帯びた紫だからだそうで、昔の磨き上げられた鉄製品は確かに紫色を帯びた黒。
これはモチノキ科モチノキ属。

ネズミモチは実がネズミの糞に似ているからという貧相な理由に依るのだが、実物を知っている目には納得の命名だ。
そのじつ、実は食べられるとありながら、『樹皮や枝葉は誤食すると手足の力が抜け、瞳孔が拡大して2~3日後に死亡する可能性が・・・』などとある。
なんという癖の悪さだろう、この実を原料とする生薬が女貞子という漢方薬として云々という記述もあり微妙な代物だ。
こちらはモクセイ科イボタノキ属。

茶畑ではよく見ると花をつけていたりするが、蕾から花殻まで見られるので、いつが最盛期なのか地味な花でもあるので分からない。
しっかりとした実が割れて焦茶色の硬い種が現れるのは、わが家の庭の隅に植えているチャノキで知っている。
画像の花をよく観ても、どこに雌蕊があるのやらよく判らないので、検索してみると、そもそも花は咲かせないようにしているのだとか。
茶畑により、それぞれ違う花が咲き、特徴のある茶となるのかもしれないと思ったけれど、花を咲かせている茶畑は手入れの悪い放置気味の畑らしい。
これはツバキ科ツバキ属ということで、確かにツバキそっくりの実で納得できる。
放置されたチャノキは花をたくさん咲かせるようになり、できた実を有効利用した茶の実油(ティーオイル)というものがあるらしい・・・良さそうだ。
コメント
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