クサガメを連れてきて、もうかなりになる。何とか餌を食ってもらいたいものだと、夕飯のおかずのヤマカケマグロの小さいかけらを洗って与えてみた。
ピンセットで鼻先に持っていったらどうかというアドバイスをもらったので、そのようにやったのだが反応がない。やはり目が見えないのか、水中の鼻先で餌をゆらゆらさせても驚かない。鼻先に当てるとさすがに首を引っ込めるが甲羅に埋没させるほどには縮めない。
鼻は?と見れば、この亀には鼻がない。そう思って想いだしてみると、亀といえば水面から鼻の穴だけを出して浮いているのが愛嬌のある姿の一つではないか! ということは上あごの鼻の部分もないわけで嗅覚も効かなくなっているのかもしれない。
長い時間観察していると、ゆっくり動くときには時々右手で顔を掻く動作をする。手や足を失った人は無い筈の手先や足の先が痛んだりするらしいから、この亀もそうなのだろう。
隅にいることが多いので、小さく千切ったビンチョウマグロを四隅に沈め、甲羅乾しをする台の上にも上がり口に横一線状態に置いた。もう3日経つが駄目。あきらめて取り出した。もう欠片は悪い臭いがしはじめていた。本マグロでないと・・というわけではなかろう。白身がいいのか?川魚でないと駄目なのか?
さぁどうしたものだろう。水槽を玄関には入れたのだが寒いからもう半分冬眠状態なのだろうか?元気がなさそうではあるが、驚かせると手足も首も素早く引っ込めるし、俊敏に逃げることもする。さほど弱っているわけではなさそうな気もしたり・・・(12日目)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます