田舎からこちら宇治に戻る途中の北陸道尼御前上りS.A.で観た芭蕉の句碑のことが時々思い出される。
それなのに、スッとあの句の五七五が浮かんで来ないのは、古典の素養が無いからに違いなくて自分にがっかり。
『庭掃て 出ばや 寺に 散る柳』 芭蕉。
(寺に泊めてもらったからには作法通り)庭を掃いてから出発したいものだ 柳の葉が散っているのだから。
若い僧が一句ねだって、硯箱と紙を持ってきたのに対して、即興的に読んだ句らしい。
その件の『奥の細道』を紹介するブログ記事などを読むと、短い五七五に素養が詰まっているということのようだ。
宇治黄檗の運動公園テニスコート脇にある柳は黄葉となり、いま盛んに散っている最中。
葉ばかりではなく、細い枝もかなり千切れて落ちている。
春になれば、新枝が伸び新芽が黄緑色に染まる。
大阪方面に電波塔群が見えるのだが、今まで左側の塔群が生駒山山頂だと思っていたのだが、どうも右側の塔群がそれのようでもあり判然としない。
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