スーパームーンの日に亡くなった友人の葬儀に参列してきた。
初めて彼の奥さんと息子さんと娘さんに会い、本人の希望により自宅で家族に看取られた最期を教えていただいた。
大和市の斎場に通夜の開式前から行き、一緒に行った友人とは、死に顔を見たら帰ろうと話していたのだが式次第全てが終わるまで見届けた。
そればかりではなく、次の日の葬儀・告別式にも参列して、骨揚げにも参加させてもらった。
骨片一つを二人一組でつまんで骨壷に入れるやり方は初めての経験。
太めの長い箸でも二人でつまみ上げるなら粗相をすることはないという配慮でもあるのだろう。
友人と組んで股関節の丸い玉の付いた大腿骨上部をつまんで壺に入れた。
斎場の隅に今まで見た中では最大の金木犀が二本あった。
香の匂いにまみれた後だったからか、香りは感じ取れない。
納棺時の最後に数枚の写真が入れられ、多くの顔を持っていたことがうかがわれた。
遺族の選んだ良き多面体としての人となりなのだったが、今春われら四人で石垣島にて遊んだ折りの写真も入れたかった。
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