一度だけ陸上競技場で各種競技が行われるのを観戦したことがある。
前回の東京オリンピックのあった年には新潟国体が開催され、春の国体を観に行った。
そのあとに新潟地震があり、液状化現象でアパートが横倒しになり、萬代橋の橋桁がパタパタと落ち、新潟市はインフラの大打撃を被って秋の国体を返上した。
その見学席で、何と言ってもいちばんの花形競技は100m競争だと実感した。
何しろ全国から選ばれたスプリンターが走るのだから、その驚異的な足の回転からなるスピード感に興奮した。
さて、今回のオリンピック100m競争は、残念ながら期待された日本選手は予選敗退となった。
準決勝で背の低い中国選手が入っていて意外だったけれど、それがスタートダッシュの飛び出しのまま駆け抜けてしまった。
全体1着のタイムでの決勝進出にはびっくり感激した。
その決勝、緊張のスタートで、どこかの選手がフライングして失格となった。
結果的に、アジアの星、小柄な中国人選手はスタートダッシュがうまくいかず、準決勝時のようにはうまくいかなかった。
フライングによって、一瞬に込めた力が削がれてしまったのだろうと思うと、誠に残念だ。
アジア人に100m競技の金メダルが掛けられるのは、そう遠くはないだろうと思いたいけれど、それにつけても惜しかった。
他の競技では、女子三段跳びの世界新記録をだしたベネズエラ選手の跳ぶ姿を見て、これぞオリンピックという感激があった。
スローモーションを見ているような無理のない跳び方で、踏切もうまくいって軽く17cmあまり世界記録を超えてしまった。
実況アナウンサーが『三段跳びをやるために生まれてきたような身体』というようなことを言っていたけれど、世界にはこんな人も居るんだなぁと呆気にとられてしまう。
三段跳びと走り幅跳びを観るたびに思うことだけれど、踏み切り板を越えて失格という規則が納得いかない。
1mくらい奥行きを持たせた踏切板にして、その中間から±を足し引きして、跳んだ距離を測れば変な神経を使わなくても済む。
そうすれば、正しく記録や順位が出せるというものじゃないか。
やり投げ、砲丸投げ、ハンマー投げも然りで、運動競技も窮屈な縛りを解いた規制緩和がなされるべしだと素人は思う。
選手の亡命のニュースが・・・「視聴率」取れるか?
・・・Bsグリーンちゃんねるでは「馬術?」競技が行われています。視聴率は取れないでしょう。
馬たちが「人馬一体」でダンスを行進をジャンプを競っています。可愛そうでもあり、美しくもある。・・・何のため?誰のため?生き物は自然が美しい。
SF漫画の世界ですか!?
何か色々とご不満もお有りでしょうが、面白いところだけ観て感心したら良いんじゃないですか?
私の場合、すっごいなーと驚嘆してばかり・・チャンネルを変えまくって、楽しくテレビ観戦しております。