http://www.post.japanpost.jp/stamp/fuke/
日本にはおよそ24,000局の郵便局があって約10,000の風景印があるのだそうです。風景印を押してもらうために約30年かけて離島や山頂そして船の中の郵便局も含め11,000局あまりを訪ねた「郵ちゃん」の巡礼記録を読み終えました。
収集した風景印がいくつも紹介されていますが、様々なデザインがあるんですね。新しい建築ができるとそれをデザインした風景印もつくられるそうで横浜ランドマークタワーや東京オペラシティ、六本木ヒルズなどの風景印が本書で紹介されています。そうか建築切手に建築風景印を押したものと、対象を絞って集めるなんてこともできるんですね。
正確には鳶色というそうですが、レンガ色のスタンプ(風景印)を見たことありますよね。
風景印にこんなに数があってそれを収集しているマニアがいることは知りませんでした。ちなみに鉄道マニアの女性は「鉄子」さんというそうですが、郵便マニアの女性は、そう「郵子」さんだそうです。
風景印には直径が36mm以下にしなければならないという規定があるそうですがそんな小さな世界に人を惹きつける魅力がつまっているんですね。私も近くの郵便局の風景印のデザインが知りたくなりました。
何年もかけてJR全線を乗りつくしたり、全国の棚田を訪ね歩いたり、高校野球全国大会の優勝校の選手たちの色紙を集めたり、マニアな人たちはハードルの高さなど気にもせず、むしろ自らハードルを高くしてそれを楽しんでいるのでしょう。