39 浅草にて
■ 「2001年宇宙の旅」という映画。人類の夜明け。類人猿(だと思う)が骨を使って動物を倒すシーンが冒頭に出てくる。道具の始まりだ。骨が空中に放り投げられると次のショットではそれが白い宇宙船に変わっている。人類の進化を一瞬で表現した、実に印象的なシーンだ。
昨日と今日(30、31日)、中学の同級生7人で東京旅行をした。浅草にある老舗の旅館に泊まったがそこで都内在住の同級生○○さんと再会を約束していた。
3階の部屋から1階の宴会場に移動しようと、エレベータを待っていた。ぱっと扉が開いた。眼の前に○○さんが立っていた。43年ぶりの再会は全く予想しないシチュエーションだった。びっくりした。「あっ!」と驚きの声を挙げたような気がする。それは先に書いた映画のような、瞬間的な出来事だったともいえる。
エントランスロビーあたりでみんなで待っているところへゆっくり歩いて近づいてくる・・・。そんな予想をしていたのに。
彼女は専門職でバリバリ仕事をしていた。それは予想していた通りだった。全員で近況を報告しあって、10年ぶりの再会くらいに思えるようになった。宴会が盛り上がると、5年ぶりくらいになった。部屋に戻って2次会をするころには半年ぶりくらいの打ち解けた雰囲気に。
数年後にまたみんなで旅行をしようという話に。そのときは○○さんも誘おう。
仲良し同級生(33会)で楽しい旅行ができた。みんなに感謝。