■ 1月末に33(さんさん)会の東京旅行があって、そのことをブログに書いていたためなのかどうか、ブックレビューするのをすっかり忘れていた。で、今ごろブックレビューと相成った次第。
1月の読了本は6冊。
『行動建築論 メタボりズムの美学』 黒川紀章/彰国社 **建築を含め目に見える物質の寿命は短いのに対して思想は永く残っていく。** 建築家・黒川紀章は生前このように語っていた。本書の帯にも**建築はなくなっても、思想は生きつづける**とある。黒川紀章が20代後半から30代前半にかけて新聞や雑誌に書いた論文に加筆してまとめたもので、1967年に刊行された本の復刻版。
黒川紀章の本は何冊も読んだが、この本は未読だったようだ。『福岡ハカセの本棚』 福岡伸一/メディアファクトリー新書に本書が紹介されていて、買い求めて読んだ。
『東北―つくられた異境』 河西英通/中公新書 東北を辺境と位置づけた近代日本。さまざな東北論を読み解く。
東北つながりでこの本を読み始めていたが、1月30日、新宿に向かうあずさに忘れてきてしまった。シマッタ!
『三匹のおっさん』 有川 浩/文春文庫 「アラ還男三人組 町内のワル退治 全六話」 本好きなRさんからのプレゼント。
『縄文の思考』 小林達雄/ちくま新書 未完成を目指す縄文哲学という捉え方の提示に驚き、なるほどと納得。付箋だらけになった本。
『「なぜ?」から始める現代アート』 長谷川祐子/NHK出版新書 東京都現代美術館チーフ・キュレーターが指南する現代アート鑑賞法。