透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

安曇野の石神石仏

2013-02-11 | B 石神・石仏



 火の見櫓のすぐ近くに道祖神が祀られていることが少なくない。いや、年代的には道祖神の方が古いから、道祖神のすぐ近くに火の見櫓が立っていることが少なくない、とした方がいいかもしれない・・・。

この道祖神は安曇野市豊科本村、火の見櫓のすぐ近くに祀られている。安曇野には花崗岩の道祖神が多いように思う。この道祖神も比較的摩耗が少なく、前稿のものほどではないにせよ、両神の表情まで見ることができる。

男神が杯を、女神が酒器を持っているのは前稿の道祖神と同じモチーフ。アツアツのカップルには厄病神も寄りつけない、ということのようだ。




道祖神の傍らに庚申像が併祀されている。青面金剛像の下に三猿が彫られているのが分かるのはそのような知識を持って見るから。そうでないとこの写真では三猿は見えない・・・。


 


 


安曇野の道祖神

2013-02-11 | B 石神・石仏




安曇野市三郷楡にて 撮影日130210

 久しぶりに摩耗が少なく、くっきりはっきりの道祖神を見かけた。前稿で取り上げた火の見梯子の隣に文字書き道祖神と共に祠に祀られていた。安曇野には祠に祀られた道祖神が多いような気がする。

平安貴族風の衣装を纏う男神が杯を、女神が酒器を持つオーソドックスなデザインの道祖神。両神のにこやかな表情がいい。情けないことに建立年を読みとることができなかった・・・。


 

 安曇野のヤグラ―にして狛犬研究家、ぶさんのブログを参考にさせていただきました。
 のぶさんのブログ


410 火の見 櫓?梯子? 

2013-02-11 | A 火の見櫓っておもしろい

 
410 早春、いやまだ冬のフォトアルバム 安曇野市三郷楡にて 撮影日130210

これを火の見櫓とするか、火の見梯子とするか判断に迷うところ。

梯子+「つっかえ棒」とみることもできる。でも梯子と横架材で繋ぎ、ブレースを入れていることから柱3本で立体構造、すなわち櫓を構成しているとみることもできる。さてどっち?


 

 


409 安曇野市堀金の火の見櫓

2013-02-11 | A 火の見櫓っておもしろい

 
409 安曇野市堀金中堀の火の見櫓 撮影日130210







脚部の直上に踊り場がある。美しくまとまっているデザイン。そこから次の踊り場を貫通して見張り台まで1基の梯子で繋いでいる。


銘板に1959.8月と記されている。昭和34年、この頃盛んに火の見櫓が建てられた。


リベット接合


すぐ近くを拾ヶ堰が流れている。


408 安曇野市豊科の火の見櫓

2013-02-11 | A 火の見櫓っておもしろい

 
408 安曇野市豊科本村の火の見櫓 撮影日130210

胴長短足のプロポーション



見張り台と踊り場の床は平鋼でスノコ状にするのが一般的だが、この火の見櫓は鋼板が張られている。シンプルな床下地組み。飾り気のない手すり。柱材と横架材を繋ぐガセットプレートが大きくて目立つ。接合にボルトとリベットが併用されている。







股間に松。


 追記 140429 撤去され現存しない。