■ 手元の資料によると伊勢神宮の式年遷宮を発案したのは第40代の天武天皇といわれている。既に685年に遷宮の発案をしていたという。しかし式年遷宮が行われる前に崩御、その後、天武天皇の后(きさき)だった持統天皇により690年初めて行われたということだ。
戦国時代には100年以上も行われなかったそうだが、1300年!もの歴史を持つとはすごい。こんなに長い歴史をもつ行事って他の国にあるのだろうか。
今年は62回目の式年遷宮の年。私はこの祭典の御白石持行事に参加する。そのスケジュール表を受け取った。今月28日(日曜日)の早朝、松本市内外各地から5台の観光バスで別々に出発。午後2時過ぎに伊勢神宮の外宮参拝、その後二見輿玉神社で禊*1をして鳥羽拍。翌29日(月曜日)は朝9時から内宮・御白石持の一連の行事。
私にとって最初で最後の貴重な機会で今から楽しみ。
*1 禊といえば、亡くなった伊邪那美命(いざなみのみこと)を黄泉の国に訪ねた伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が醜悪な魔物に追われ、地上の世界に逃げ帰って禊をするという古事記神話がある。この禊で生まれたのが天照大御神はじめ三柱の神様。今回御白石を奉献する内宮に祀られているのがこの神様。