■ 朝吹真理子の芥川賞受賞作 『きことわ』/新潮文庫 を読み始めた。この小説は理解しようなどと考えて読んではいけないのかもしれない。夢か現(うつつ)か判然としない世界、霧の中に曖昧な輪郭が浮かぶ・・・。やはり若い女性の感性が紡ぐ世界には入り込むことができないのだろうか・・・。
中村 航の『あのとき始まったことのすべて』角川文庫を併読することにする。
**社会人3年目、営業マンとして働くボクは、中学時代の同級生、石井さんと10年ぶりに再会した。(中略)当時の面影を残す彼女を前に、楽しかった思い出が一気に甦る。**(カバー裏面の紹介文より)
こちらは『きことわ』とは対照的で、極めて分かりやすい。中学時代の同級生と10年ぶりの再会という設定はいかにもありそう。
昨秋、ある宴席でブログが2日続けて更新されないと、どうしたのかなと思うなどと嬉しいことを言われた。 このところ多忙を極めているが今夜は何とか書いた・・・。