透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

― 麻績の火の見櫓

2014-01-10 | A 火の見櫓っておもしろい


長野県東筑摩郡麻績(おみ)村の火の見櫓  撮影日140109

 美しい火の見櫓、、珍しい火の見櫓に惹かれます。これは何も火の見櫓に限ったことではありません。

この火の見櫓を取り上げるのは2回目です。ユニークな形をしています。主材に鋼管を使っているのも珍しいです。全体のバランスもよく、姿・形も美しい。美しいというか、かわいらしい。 まあ、あくまでも個人的な感想ですが・・・。



丸みを帯びた形がかわいらしいという感情を抱かせるのかもしれません。昔、東京の私鉄・東横線を走っていた「青ガエル」もそうでしたが。



背が低くてブレースは1段しかありません。ターンバックルのリングがかなり大きいです。

脚部にも注目。構造的にどの程度の効果があるのか分かりませんが、アーチ部材を付けてあります。見た目を気にして付けたのかもしれません。かわいらしい脚です。

火の見櫓 みんなちがって みんないい


* 余談ですが東急5000系電車「青ガエル」は引退後、上高地線で「白ガエル」に姿を変えて活躍していました。


包む

2014-01-10 | A あれこれ



■ 風呂敷でものを包む場合、ものの形によっていろんな包み方があることが知られている。一升瓶を提げて歩けるような包み方、衣類の包み方、スイカの包み方・・・。日本には包むという文化がある。この視点で「包む」を取り上げてみたいと考えてカテゴリーを設けている。

着物を着るという行為は体を着物で包む(体に着物を巻く)ということだが、洋服を着るという行為は体を包むと言えるのかどうか・・・。この関係は商品を包装紙で包むことと、袋に入れるということの違いに似ている。共に後者は「包む」とは違うのではないか。もっともこのことは「包む」の定義にもよるが。

この正月、善光寺へ初詣に出かけてお札を買い求めた。木札の表面が見えるように和紙で「包み」、水引で結んである。

ものの汚損を防ぐ、散在しないようにまとめておく、運ぶ 装う、形がきちんと定まらないものの形を整える、隠すなどのひとつの方法として「包む」を挙げることができるだろう。あるいはこのようなことをする方法の全てを「包む」と括ってもいいかもしれない。

このお札の場合は美しく装うため。

今年は包むにもっと注目したい。