■ 松本市神林梶海渡の火の見櫓は同地区の公民館の敷地に立っていましたが、同一敷地内に5基の石像が祀られていました。
左から2番目は道祖神。男神が盃を、女神がひさごを持っています。このような酒器像は抱肩握手像とともによく見かけます。道祖神の建立は1786年(天明6年)、道祖神の右側に彫ってある文字はなんとか天明六年と読めます。左側の文字は・・・、読めません。
左端は庚申塔で1693年(元禄6年)の建立だと案内板にありました。この年の干支は庚申ではありません。庚申の年でなくても庚申塔を建立することがあったんですね。ずいぶん古い庚申塔ですから、損耗していて表面はつるりんちょ、像を確認することができませんでした。残念。
ちなみに石像は案内板により右から南無阿弥陀仏、御嶽座王大権現、念仏供養塔、そして道祖神、庚申塔。建立は全て江戸時代。