透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

松本市神林梶海渡の石像

2015-02-22 | B 石神・石仏





 松本市神林梶海渡の火の見櫓は同地区の公民館の敷地に立っていましたが、同一敷地内に5基の石像が祀られていました。

左から2番目は道祖神。男神が盃を、女神がひさごを持っています。このような酒器像は抱肩握手像とともによく見かけます。道祖神の建立は1786年(天明6年)、道祖神の右側に彫ってある文字はなんとか天明六年と読めます。左側の文字は・・・、読めません。

左端は庚申塔で1693年(元禄6年)の建立だと案内板にありました。この年の干支は庚申ではありません。庚申の年でなくても庚申塔を建立することがあったんですね。ずいぶん古い庚申塔ですから、損耗していて表面はつるりんちょ、像を確認することができませんでした。残念。

ちなみに石像は案内板により右から南無阿弥陀仏、御嶽座王大権現、念仏供養塔、そして道祖神、庚申塔。建立は全て江戸時代。


 


524 松本市神林町神の火の見櫓

2015-02-22 | A 火の見櫓っておもしろい


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 自宅から比較的近いエリアにもまだ観察していない火の見櫓があるはず、そう思って普段通ることのない神林地区の狭い生活道路を進んでいくと、火の見櫓が道路沿いに立っていた。

平面形が3角形の櫓に円形の屋根とやはり円形の見張り台の火の見櫓。






梯子の段数とそのピッチから見張り台の床までの高さは約8.8メートルだと分かった。仮に床面から屋根の頂部までを3メートルだとすると総高11.8メートルの火の見櫓ということになる。