透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

― 解体工事始まる

2015-02-26 | A 火の見櫓っておもしろい


撮影日 150226

 カタクラモールの再開発エリア内にある消防団の詰所と火の見櫓の解体工事が始まった。今朝、友人が電話でこのことを知らせてくれたので出かけた。現場では解体のための準備工事が始まっていた。詰所を解体してから火の見櫓を解体する手順だと聞いた。





大正15年に建てられたこの火の見櫓は、松本市内で最も古い部類の1基。手続きさえすれば登録有形文化財になり得ただろう。この歴史的建造物をカタクラモールのシンボルタワーとして活かす方法もあっただろうに・・・。


魅力的な街並みに欠かせない条件はいくつか挙げられるが古い建造物と新しい建造物とが共存する、歴史の重層性もそのひとつ。このことを考えると、この歴史的建造物が消えてしまうのは何とも残念だ。


 


人参をぶら下げる

2015-02-26 | A あれこれ

 馬の目の前に好物の人参をぶら下げると、馬は人参を食べようと、それを追いかけるようにして速く走る、という意味というかアイディア。

人も少し先にこの人参に相当する楽しみなことを計画しておけば、その日を目指して頑張ることができる。ケの日々にハレの日を加えて頑張るということを人は皆、昔から暮らしの知恵、生きる術として実践してきたのでは。

老体故、気力の低下著しく、「人参効果」を期待して楽しみなことを少し先に置くようにして何とか頑張っている日々。週末サードプレイスでのひと時の語らいはささやかな楽しみで私には小さな人参。

少し長いスパンで大きな人参をぶら下げたいな、とも思う。先日、大学の後輩から4月に山梨の山荘に集まりましょうというお誘いが。研究室に在席していた時に設計に関わった山荘に当時の仲間が集まるのは12年の11月以来となる。

思いがけない大きな人参。 それまで頑張ろう!