撮影日 150226
■ カタクラモールの再開発エリア内にある消防団の詰所と火の見櫓の解体工事が始まった。今朝、友人が電話でこのことを知らせてくれたので出かけた。現場では解体のための準備工事が始まっていた。詰所を解体してから火の見櫓を解体する手順だと聞いた。
大正15年に建てられたこの火の見櫓は、松本市内で最も古い部類の1基。手続きさえすれば登録有形文化財になり得ただろう。この歴史的建造物をカタクラモールのシンボルタワーとして活かす方法もあっただろうに・・・。
魅力的な街並みに欠かせない条件はいくつか挙げられるが古い建造物と新しい建造物とが共存する、歴史の重層性もそのひとつ。このことを考えると、この歴史的建造物が消えてしまうのは何とも残念だ。