透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

― リズミカルでなかなかいい感じ

2015-12-12 | A 火の見櫓っておもしろい


 撮影日151211

 松本市内は高宮北の国道19号沿いに立っているこの火の見櫓は戦前(昭和5年)に建てられたことが分かっています。今現在立っている火の見櫓の多くは昭和30年代に建てられていますから、戦前のものとなると古い部類に入ります。松本市内の火の見櫓を見つくしたわけでもありませんし、建設年が分からないものもありますから確かではありませんが、今やこの火の見櫓が松本市内では最も古いかもしれません。

時々この火の見櫓の前を通ります。櫓内に同じ向きに掛けられた3基の梯子を見て、リズミカルでなかなかいい感じだなといつも思うのです。踊り場の鋼板張りの床が、その印象を補強しているように思います。

これだけの存在感なのに、気がついていない人が私の周りに多いのは残念です。広報活動を継続しないといけないな、と思っています。


 


「余寒の雪」宇江佐真理

2015-12-12 | A 読書日記



 「宇江佐真理」という作家の名前は知っていたけれど作品を読んだことは一度もなかった。大分在住のある方が宇江佐さんの作品をブログで取り上げておられた。で、何か読んでみようと思った次第

一昨日(10日)、通勤の途中で松本市内の書店に立ち寄り、『余寒の雪』文春文庫を買い求めてそのまま久しぶりにスタバで「朝カフェ読書」をした。

以前はスタバに私のことを覚えていてくれる女性店員さんがいて、注文する前に「ホットのショート、マグカップでしたね」を言ってくれたのだが、いつの間にかその店員さんはいなくなってしまった。 で、なんとなく足が遠のいていた。

2階にはまだお客さんはいなかった。

残りわずかだった阿川弘之氏『葭の髄から』を読み終え、『余寒の雪』を読み始めた。宇江佐さんの作品のことはなにも知らなかったが、シリーズ化されている「髪結い伊三次捕物余話」が人気のようだ。そのシリーズを読むかどうかは『余寒の雪』次第