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■ 松本市内ではこの辺りの火の見櫓巡りをしていなかった。JR篠ノ井線の平田駅北西の古くからある集落内の狭い生活道路沿いに立つ火の見櫓。見張り台の高さは6メートルほど。
平面形が3角形のスレンダーな櫓。1面が梯子になっていて、残りの2面には丸鋼ブレースが3段設置してある。これは背の低い火の見櫓に時々あるタイプ。
手すりに小形のサイレンが設置してある。この辺りでも半鐘を叩くことが無くなってしまったということか・・・。
屋根は円錐形で飾りはない。頂部には避雷針があったのかもしれない。その痕跡とも思われる突起が付いている。
注目は脚元の構成。ほぼ垂直の柱を補強するために後から外側に開いた脚部を追加設置したのかもしれない。あるいは建設当初からこのようになっていたのかもしれない。