透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

81 鉄塔に魅せられた女性

2016-03-12 | C 名刺 今日の1枚

 
81枚目 山形村在住の写真家・ふじのさん 視線の先には送電鉄塔が・・・。

 先日松本市蟻ヶ崎の「実家カフェ」で開催されている写真展(4月27日まで)を見たことは既に書きました。その時、写真家・ふじのさんは不在で、お目にかかることはできませんでした。カフェの方に私の名刺を託したのですが、数日前ふじのさんから電話をいただき、カフェトークとなりました。

ふじのさん行きつけのカフェのお客さんに私の火の見櫓の講座を聴いてくださった方がおられ、その方の「おもしろかった」との評に、どんな人だろう・・・、と思って連絡してくださったようです。

ふじのさんの鉄塔に向ける優しいまなざしがストレートに伝わる写真、そこには何の衒いもありません。素朴でレトロな雰囲気がとても魅力的です。

電気、電話、テレビ放送、ラジオ放送・・・。鉄塔は人と人を繋いでいる。このことに気が付いたとき、鉄塔がそれまでとは全く違って見えたんでしょう。鉄塔を見ていて飽きることはない、と聞きました。ふじのさんは鉄塔の向こうに人びとの日々の暮らしを見ているのかもしれません。

写真集を見ながらこんな風に火の見櫓の写真が撮れたらなぁと思いました。



鉄塔の先がネコの耳に見えるネコ鉄塔(烏帽子型鉄塔) 朝日村にて 


 


597 松本市野溝西の火の見櫓

2016-03-12 | A 火の見櫓っておもしろい


 ネット上のサイト「塔マップ」を頼りに松本市内の平田、野溝両地区内の一部エリアの火の見櫓巡りをした。細い道路が入り組んでいて分かりにくいところだったが、塔マップ上にプロットされている5基のうち4基を見ることができた。

かなり細身の3角櫓。1面が梯子になっている。梯子の1段目が高い位置にあるのは、不要の登り降りを防ぐためだろう。では必要な時に消防団員はどうしていたのだろう・・・。


双盤の向きと木槌を掛けてある位置からして、見張り台の中からこちらを向いて叩くと判断するのが妥当。だが、見張り台には手すりはあるが、床が無い。
床面の位置の横架材(山形鋼)に金具らしきものが何個かついているが、床面を構成するのに必要なものかもしれない。ならば、どんな床面だろう・・・。