81枚目 山形村在住の写真家・ふじのさん 視線の先には送電鉄塔が・・・。
■ 先日松本市蟻ヶ崎の「実家カフェ」で開催されている写真展(4月27日まで)を見たことは既に書きました。その時、写真家・ふじのさんは不在で、お目にかかることはできませんでした。カフェの方に私の名刺を託したのですが、数日前ふじのさんから電話をいただき、カフェトークとなりました。
ふじのさん行きつけのカフェのお客さんに私の火の見櫓の講座を聴いてくださった方がおられ、その方の「おもしろかった」との評に、どんな人だろう・・・、と思って連絡してくださったようです。
ふじのさんの鉄塔に向ける優しいまなざしがストレートに伝わる写真、そこには何の衒いもありません。素朴でレトロな雰囲気がとても魅力的です。
電気、電話、テレビ放送、ラジオ放送・・・。鉄塔は人と人を繋いでいる。このことに気が付いたとき、鉄塔がそれまでとは全く違って見えたんでしょう。鉄塔を見ていて飽きることはない、と聞きました。ふじのさんは鉄塔の向こうに人びとの日々の暮らしを見ているのかもしれません。
写真集を見ながらこんな風に火の見櫓の写真が撮れたらなぁと思いました。
鉄塔の先がネコの耳に見えるネコ鉄塔(烏帽子型鉄塔) 朝日村にて