透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「ペンタゴン・ペーパーズ」

2018-04-08 | A あれこれ

■ 現在公開中のスティーブン・スピルバーグ監督の最新作「ペンタゴン・ペーパーズ」を観た。

アメリカ政府、歴代大統領が30年にわたりひた隠しにしてきた国防総省のベトナム戦争に関する最高機密文書(ペンタゴン・ペーパーズ)の漏洩。その全貌の掲載をめぐるワシントン・ポスト社主(メリル・ストリープ)の葛藤と編集主幹(トム・ハンクス)の奮闘。

夫の死後、主婦から新聞社のオーナーになった(なってしまった)女性。初めは頼りなかったが、次第に権力に立ち向かう頼もしい女性に変わっていく。その変貌ぶりをメリル・ストリープが見事に演じている。

国家機密を掲載すれば全員が逮捕される。政府との戦いに敗れればワシントン・ポストは潰れる。周囲の役員らの掲載取りやめの説得に彼女は答える。「もう父の会社じゃない 夫の会社でもない 私の会社よ」 自分の会社のことは自分が決める!という強い意志表明。そして編集主幹が印刷の準備ができている工場に電話で印刷開始の指示「RUN!」。このシーンには感動、涙が出た。


信濃毎日新聞0408付朝刊2面

アメリカの政情を憂うスピルバーグ監督の報道機関への強烈な応援メッセージ。


 


― 火の見櫓 桜花をまとう

2018-04-08 | A 火の見櫓っておもしろい


(再) 松本市波田 3脚〇〇型 撮影日180408

■ 毎年桜の季節になると気になる火の見櫓が何基かある。松本市波田の下赤松集落センターの敷地に立っている火の見櫓もその内の1基。

波田は松本市の郊外で市街地より少し標高が高い。その分気温が低いから、たぶん今日あたり桜が満開だろうと思って出かけてきた。予想通り桜は満開。今年も桜を身にまとう火の見櫓を見ることができた。満足。