982 下水内郡栄村堺(月岡公民館)4脚8〇型
981 下水内郡栄村堺の火の見櫓 撮影日180422
■ 火の見櫓にこんな形の屋根があるとは思わなかった。これは切妻?それとも寄棟?
上の写真に写っている建物の屋根はみな切妻。屋根面がヘの字形で、妻面に屋根面はない(妻垂れが付いている民家もあるが一般的ではない)から、この火の見櫓の屋根は寄棟と見るべきかも。両側の3角形の屋根面が垂直になっている寄棟。で、この火の見櫓は4脚4(寄棟)〇型とする。
見張り台の床面はかなりしっかり作ってあり、方杖も設置してある。半鐘を吊り下げてあるが床にはサイレンも設置してある。栄村ではもう半鐘は叩いていないんだろうなぁ。
屋根下地の様子。
脚元のつくり方が少し変わっている。コンクリート基礎から50cmくらいの位置に横架材があり、その下にもブレースを設置しているが、半分以上が基礎の中に埋まっている。
火の見櫓めぐりとかけてかっぱえびせんと解く。
で、その心は?
やめられないとまらない
GWの夜は映画を観よう
■ ゴールデンウイーク、今年は前半後半通しの9連休! こんなことは初めて。 昨年までは連休中も仕事だったりして、せいぜいシルバーウイークどまりだったのに。
ゴールデンウイークだからというわけではないが、007シリーズの第9作「黄金銃を持つ男」を観た。ボンドをロジャー・ムーアが演じるコメディ路線の作品でマカオ・香港・バンコクが舞台。
この作品には超大金持ちがドンの悪の組織は出てこない。100万ドルで暗殺を請け負う殺し屋・スカラマンガとボンドとの直接対決に至るプロセスを描くというストーリー。タイのプーケット島にある太陽光を電気エネルギーに変える巨大な装置というか発電所(当然秘密の施設で地下あり地上からは何も見えない)を奪い取ったスカラマンガは、エネルギー危機に乗じて売電によって巨万の富を得ようと目論んではいるがそれは副業であくまでも殺し屋。
第8作の「死ぬのは奴らだ」に出てきたペッパー警部、じゃなかったペッパー保安官がまた出てくる。え、何で?別の役で?と思っていたら、どうやら休暇で奥さんと東南アジアを旅行中だったようだ。
見どころのひとつ(というか、他にはないかな)はペッパー保安官を乗せたボンド運転の車が、壊れた橋からジャンプして川を飛ぶシーン。壊れた橋の先が傾いているから、車が走行姿勢を保ったまま飛べないじゃないか、と思ったが、なんと1回転ジャンプをして川の反対側に残っていた橋に「減点無しの着地」。これにはびっくり。今ならCGで簡単につくってしまうシーンだろうが、この映画ではスタントマンが運転して本当に飛んだとのこと。
ボンドガールはスカラマンガの愛人かと思いきや、さにあらず。メアリー・グッドナイトという名前の諜報部員、そう今回の舞台の東南アジアで活動しているボンドの同僚だった。何だかとても諜報部員とは思えないおバカさんキャラ。ただしスタイル抜群でビキニ姿で登場している。
彼女が発電所の冷却用の液化ヘリウム槽に敵の作業員を落下させたために、槽の温度が上昇してシステムが暴走、発電所が爆発する。辛うじて島から脱出したボンドとメアリー。ふたりは大型帆船で香港を目指す。所要時間は8時間。で、自動操縦にセットして。
980 下水内郡栄村豊栄の火の見柱 1脚無無型 撮影日180422
■ 野沢温泉村から栄村へ移動。
柱にかかしの腕のような横木を取り付けて、半鐘とモーターサイレンを設置してある。どちらも切妻の小屋根付き。ここに登って半鐘を叩くのは大変そう。
979 下高井郡野沢温泉村豊郷 4脚8〇〇型 撮影日180422
■ 飯山市から野沢温泉村へ移動した。
この火の見櫓は狭い坂道の途中に立っている。車を停める空地が見つからず、坂を上りきった。傾斜地に密集する建物、その中にすくっと立つ火の見櫓。後方の山にはまだ雪がだいぶ残っている。今頃の風景が一番好き。
火の見櫓のところまで坂を歩いて下る。堂々たる立ち姿。丸鋼のブレースより山形鋼のブレースの方が透け感がなくて櫓の存在感が増す。
反りの付いた8角錐の屋根。軒先に蕨手はなく、鼻隠し状に処理している。これには落雪促進と巻き垂れ防止の効果があるだろう。
見張り台と同じデザインの踊り場。デザインに統一感があって好ましい。そう、デザインはトータリティ。
がっしりした脚元。このようにすべて脚のデザインが好ましい。正面だけというのはどうも・・・。ステップから梯子に移るという構成は今まで見て来たものと同じ。
柱脚の様子。ジョイント部に第三の部材を添えてボルトで接合している。
978 飯山市瑞穂豊 4脚8〇型 撮影日180422
■ 火の見櫓巡りではまず遠景、火の見櫓のある風景を楽しみたい。火の見櫓が立っていると、それだけで風景が魅力的なるから不思議。
火の見櫓全形、櫓の構成を分かりやすく撮る。
屋根と見張り台、両者の形や大きさのバランスに注目
1段目の横架材まではステップで登るようにしてある。そこから梯子を登る。登り降りが大変だから普段から訓練していないと。火災が発生して半鐘を叩くとなるとどうしても慌ててしまうからなおさら。
設置されている銘板に「昭和32年11月製作」とあった。
977 飯山市豊田 3脚3〇極細型 撮影日180422
■ 遠くに見える霞んだ山、春だな~。
狭い坂道を車で上っていくと正面に極細の火の見櫓が見えた。
細い櫓の柱から出した丸鋼の方杖で屋根の先を突いている。
下から見上げるとこんな様子。見張り台の床も方杖で突いている。こんなに細い櫓だと方杖を設置しないと屋根や見張り台は構造的に安定しないのだろう。
脚元。梯子を接地させていない。脚にステップを付けてある。大人は登れるが子どもは登れない工夫。
火の見櫓観察 鳥の目 虫の目。
976 飯山市豊田 4脚8〇型 撮影日180422
■ この屋根の飾りも雪で変形・破損している。このような事態は建設計画の段階から予想されただろうに、なぜ飾りを付けたのだろう・・・。
美しい曲線!