透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

967 松本市島内の火の見櫓

2018-04-19 | A 火の見櫓っておもしろい


967 松本市島内 小宮公民館前 3脚8〇3型 撮影日180418

 「火の見櫓っておもしろい」 このカテゴリーの記事が1,200稿を超えた。よくもまあ飽きずに繰り返し同じようなことを書き続けたものだ、と自分でも思う。 このところ火の見櫓センサーの反応域が変わったのかどうか、近場にありながら今まで気が付かなかった火の見櫓に反応することがある。この火の見櫓然り。この火の見櫓近くの幹線道路を時々車で通っているが、今まで気が付かなかった。それが昨日、遠景の中にこの火の見櫓が見えたのだった。

屋根のてっぺんの「だんご」を貫いて風向計付きの避雷針を設置している。このようなだんご付きのデザインは松本平で見られる。



松本平によくある平面が3角形の櫓に8角形の屋根が載っているのは珍しい。既に何回か書いたことだが、このような組合せだと、下の写真で分かるように、柱と屋根下地とがうまく納まらない。このことが分かっていて、敢えて8角形の屋根にしたのかどうか・・・。でも8角形でなければならないという積極的な理由が浮かばない。

3角形の櫓に円形見張り台。床面の構成はこの組合せに素直に対応している。



柱の頂部と屋根下地との取り合い



基礎にあらかじめセットしておいた山形鋼の部材に脚の下端を留めている。櫓の建て方をした後で、基礎コンクリートを打設する方法とは、施工手順が違う。この手順の方が施工性が良いかもしれない。