987 松本市中山 3脚無3型 撮影日180506
■ しばらく前にHさんが撮ったこの火の見櫓の写真を見せてもらった。この近くに用事があって偶々この火の見櫓を見かけたとのこと。Hさんは既にやぐら女子だ。
松本平は周りを山々に囲まれているが、ここ中山はその東側の山の斜面に広がる集落。狭い坂道を登って、市街地を俯瞰できる場所に立つ火の見櫓に着いた。
櫓に設置された梯子の踏桟の数と間隔から見張り台の高さが分かる。求めた値に基礎の高さを加えて、約4.5m。見張り台の床から櫓のてっぺんまで2mとみた。だから、この火の見櫓の高さは約4.5m。
屋根は初めから無かったのかもしれない。立派な半鐘が吊り下げてある。
脚の間隔を測ると約1.2mだった。ブレースの丸鋼はガセットプレートの孔に引っ掛けてあるだけ、ということもあるが、このブレースはちゃんとボルト留めしてあった。
■ 遅蒔きながら吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』を読むことにした。本当は中学生の頃読めば良かったんだろうが、その機会がなかった。あの頃は松本清張の推理小説にハマっていたので(などと言い訳する、ダメな私)。
書店には売れに売れているというマンガの他、数種類の同書が平積みされていた。岩波文庫は活字が細かくて読みにくいと思ったが、リーディンググラス(別名老眼鏡)を掛ければ読めるだろう。付載されている丸山真男の「『君たちはどう生きるかをめぐる回想』を読みたくて岩波文庫を買い求めた。丸山真男の文章を読むのは何年ぶりだろう・・・。