透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1053 南アルプス市飯野新田の火の見櫓

2018-09-03 | A 火の見櫓っておもしろい


1053 南アルプス市飯野新田 4脚444型 撮影日180901

■ 大型の火の見櫓で逓減率が大きい。



屋根は反りのカーブがなめらかで美しく、モダンな印象。4隅に小さい飾り蕨手がついている。スピーカーで半鐘が見えない・・・、スピーカーは無い方がいいなぁ。

見張り台の手すりの飾りは申し合わせたかのように、皆よく似ている。



これだの脚を単材でつくり、ブレースも設置していない。脚部の等辺山形鋼のサイズは130×130(厚さは測らなかった)と大きい。方杖を入れて補強しているが、ブレースを入れようとか、トラス状の脚にしようとか考えなかったのだろうか。

火の見櫓の下の踊り場に詰所の2階から直接出入りできるようになっているし、外階段も設置してある。半鐘が下げてあるから、普段は14、5mはありそうな見張り台に登らずに、この半鐘を叩いている(いた?)のだろう。