透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1207 みんなちがって みんないい

2019-08-04 | A 火の見櫓っておもしろい


1207 大町市社宮本 3脚33型 撮影日190804

 大町市社宮本の狭い坂道を車で下ってきて、この火の見櫓と出合った。ガードレールの隙間から登り降りするのかと思いきやさにあらず。





道路の擁壁を一旦下に降りて、梯子を登るようになっていた。火の見櫓を建てた時から道路とはこのような位置関係だったのだろうか、それとも道路改良によって、道路の方が高くなってしまったのだろうか・・・。周辺の様子をちゃんと見ていれば分かったかもしれない。

櫓は3本の横架材によって4分割されている。下から1番目と2番目の横架材の間を長い脚にしている(写真②)。その上、2番目と3番目の間は幅を狭くしてブレースを設置している。ブレースには割枠式ターンバックルが使われている。3番目の横架材のところが見張り台の床面。床と手すりは簡易なつくりで屋根はシンプルな3角錐。こういう火の見櫓もなかなか好い。

「火の見櫓 みんなちがって みんないい」


 


1206 大町市社の火の見櫓

2019-08-04 | A 火の見櫓っておもしろい


1206 大町市社宮本 3脚66型 撮影日190804

 「あ、火の見櫓!」大町市社で出会った火の見櫓。

大町市にはこの火の見櫓のように外付け梯子に落下防止かごを付けたものがある。櫓の中に梯子を設置するのと、どちらが恐怖感をより和らげるのだろうか。



見張り台と梯子との取り合いはこんな様子。屋根の反りのカーブがなかなか好い。



櫓に近づいて見上げて、屋根の一部が欠損していることに気がついた。

梯子と見張り台の移動がしやすいと思う。





大町市や隣の北安曇郡池田町にはこの火の見櫓のような脚長タイプが多いと思う。9割くらいの火の見櫓が道路沿いに立っているが、この火の見櫓は民家の敷地内に立っているものと思われる。