透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

宮脇 檀の本

2019-08-21 | A 読書日記

 

 

 建築家・宮脇 檀の本をKさんに差し上げることに。

自室の書棚はカオスな状態だが、建築関係の本を並べてある棚は比較的整然としているので、この4冊を難なく取り出すことができた。まだ他にも数冊あるような気がするが・・・。

『旅は俗悪がいい』中公文庫は1989年3月に読んだ。パラパラとページを繰っていて、第2章「目覚めることが旅である」の「塔 ―― 登ってよし、眺めてよし」という節の次のような件が目に入った。

**高い所に登ってみれば、全体のスケール、拡がり、屋根の形状と材質、建物の規模と分布度、その豊かさ貧しさ、広場や通りの位置、モニュメント(記念建造物)の配置など、なるほど、本当にいろいろなことがわかってくる。だから私は高い所に登るのが好きだ。東京タワー、京都タワーなどという俗な所から始まって、木曽路の奈良井の火の見櫓、大和の宝輪寺の塔、滋賀は五個荘の寺の棟瓦の上などと数えればきりがない。**(41頁)



奈良井の火の見櫓というのはこの火の見櫓(165)のことではないか。

『旅は俗悪がいい』を読んだ30年前に上掲の件で、火の見櫓に関心を持っていたら今や火の見ヤグラー歴40年・・・、と残念にも思う。

Kさん『檀流クッキング』は宮脇 檀ではなく、檀一雄の本でした。






川上弘美の本は私の書棚からYさんのところへ、村上春樹の本はTさんのところへ。次は誰の本を誰に?


 


― これも可、かな

2019-08-21 | A 火の見櫓っておもしろい


撮影日190818

 北安曇郡池田町会染の火の見櫓を数稿前に載せたが、そのすぐ近くの消防団詰所(下の写真の右奥、電柱の横に外壁が茶色の詰所が写っている)に半鐘を吊り下げてあることに気がついた。


池田町会染の火の見櫓

詰所とこの火の見櫓とは100mくらい離れているだろうか。火災予防週間などで団員が詰所に集まっているような時に、詰所からこの位置まで移動して見張り台まで登って半鐘を叩くのはちょっとしんどい(雨が降っていたら尚更)。だが、詰所のドアを開ければそこに半鐘があるというのは楽。消防団員の身になって考えると、詰所の半鐘も可、かな・・・。過去ログ