透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

本にさよなら その5

2020-05-10 | A 読書日記

写真1

写真2
2020.05.10撮影  

 今日(10日)は主に単行本の減冊作業をした。これまでに減冊した1,580冊に120冊(単行本110冊、文庫本10冊 写真3)加え、ちょうど合計1,700冊にした。それから雑誌も片付けた(写真4)。

1,700冊も減らしたので書棚はかなりスッキリ。 

新書は出版社別に整理し、二つの書棚に分けて並べた。文系本の棚の新書は単行本の前に並べてあるが、しばらくこのままにしておく。 

写真3

写真4

これからは居心地の良くなった自室で好きな音楽を聴きながら読書をする。 



減冊前のカオスな文系本の書棚(2016年2月)


「本棚が見たい!」

2020-05-10 | A 読書日記

 近くの医院で診察の順番を待つ間、室井佑月さんが「週刊朝日」に連載しているコラム「しがみつく女」を読む(*1)。「センセイの本棚」というタイトルだった。センセイとは政治家のこと。

本棚を見ればその人の趣向、知能指数、変態性、すべてが分かるからというのが彼女の挙げている理由。まあ、変態性までは分からないと思うが、確かに趣向は分かるだろう。室井佑月は裸を見られるより本棚を見られる方がヤダという。

で、最近のセンセイたちはどうなっているの?ということから、室井さんは「センセイの鞄」、もとい、本棚を見てみたいというわけだ。

手元にこんな本がある。



本棚には持ち主の内面世界というか、脳みそが可視化されている。本の分類の仕方、並べ方にも持ち主の世界が現れている(机の上にも脳みそが可視化されている、というのが私の説だが、このことについてはまたいつか)。

写真の3冊の本に収録されている著名人の本棚は整然、雑然、十人十色。女性の本棚はなぜか少ない。裸はOKだけど、本棚はNO!って女性が多いことの証拠か?

『本棚が見たい!3』は1998年の発行だが、その後、4、5・・・と続いたのだろうか。

どうやら続かなかったようだ。


*1 既に掲載した記事(2010.07.17)を改稿して再掲した。


カッパ・ノベルス版「砂の器」

2020-05-10 | A 読書日記




松本清張作品(新潮文庫)

 松本清張の代表作『砂の器』については、もう何回も書いた(過去ログ)。中学生の時にこの作品を読んだことがきっかけで本好きになった。この時読んだ『砂の器』は友達のお父さんが貸してくれた本だから、手元にはない。

今、本を減らす作業をしていて不要な本を松本市内の古書店に引き取ってもらっている。オーナーに本好きになった理由(わけ)について、上記のことを話すと、見つかったら差し上げますとの返事。

昨日(9日)もダンボール箱に詰めた本を持ち込んだが、その時にカッパ・ノベルスの『砂の器』を渡された。こんなに早く入手できるとは思っていなかったのでびっくりした。新書サイズの『砂の器』、とても懐かしい気がした。そうか、この本か・・・。奥付けに昭和36年7月5日初版発行、昭和51年12月1日263版発行とある。中学生の時に読んだ本とおそらく同じ装丁だろう。

松本清張作品も大半を整理してしまったが、この本は大切に残しておきたい。