透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

動的平衡

2020-05-15 | A 読書日記



 「百冊以上は、家に置かないの。あたらしく気に入った本、手元に置きたくなった一冊がでてきたら、百冊のなかの一冊を、人にあげてしまうの。だから、いつも百冊」これは今日(15日)買い求めた『希林のコトダマ』椎根 和(芸術新聞社2020年)のまえがきに紹介されている樹木希林さんのことば。

私も希林さんにならって、これからは書棚の本を一定数に保とうと思う。で、年末に「行く本 来る本」をしようと考えている。今年買い求めた本の仮置き場を決めて、とりあえずそこに並べる。で、年末に本の入れ替え戦をして、行く本を希林さんのように友人にあげ、来る本を書棚に並べようと思う。そうすれば書棚の本の定常状態、福岡伸一さん言うところの動的平衡が保てるというわけだ。 

希林さんのように100冊というわけにはいかないが、いずれは1,000冊まで減らし、更に500冊まで減らすことができれば、と思う。で、最終的に200冊したときに自分を知ることになるだろう。


 


1,700冊もの本と さよならして

2020-05-15 | A 読書日記

 このところ投稿記事は自室の本の整理のことばかりだ。



減冊数は1,700冊だが、内訳は単行本260冊、新書本300冊、文庫本1,140冊。先日、減冊数調整のために120冊追加したが、既に文庫本は大半を処分しているので追加した冊数は少なく、10冊のみだった。この中には読んだばかりの歴史改変小説『昭和の漱石先生』小島英俊(文芸社文庫)も含まれている。書棚に残した文庫本はいまのところどれも処分し難く、このような結果となった。



すっきりとした書棚を見ていると気がつくことがある。新書本は出版社別に棚を分けて並べているが、光文社新書の棚が美しい。帯の淡い色、書名の上で留めているグレーの地、その上に残した白地。デザインのセンスが実に好い。やはりブックデザインは書棚に並べた時に美しいことが肝心ではないか。