透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

243枚目 オーハラ ユーコさん

2024-04-28 | C 名刺 今日の1枚



243 オーハラ ユーコさんの作品展「Drawing Colors ― 通りすがりに 出逢えてよかった」を観た。会場は朝日村針尾にある「BLUE HOUSE STUDIO」、会期は5月5日まで。

オーハラさんから作品の解説をしていただいた。リソグラフという技法で制作された作品(写真①)は優しい色のグラデーション、柔らかな風合いが魅力的。 

新緑の季節、いろんな緑に覆われた山里の風景。オーハラさんが着色したいろんな緑を小さな円に切り取って整然と並べた作品(写真②)は新鮮だった。なるほど、こういう表現ができるのか・・・。この季節の山野の初々しい緑って、こんな感じだなぁ(*1)。


絵画の技法、表現法って多様だなぁ。


*1 ①も②も実際の色を上手く再現できてはいません。



242枚目は画廊 バナナムーンのスタッフの方

2024-04-28 | C 名刺 今日の1枚

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画廊 バナナムーンの入口 2024.04.27

242枚目 前の記事の通り、昨日(27日)の午後、画廊 バナナムーンで行われたギャラリートークに参加した。狛犬好きのスタッフ、KTさんを紹介していただいた。ギャラリートーク終了後に少しだけ狛犬の話をした。この時、TKさんに渡した名刺は242枚目だった。

名刺を作って、初めて使ったのはいつ? 過去ログを確認した。2012年5月20日だった。それからおよそ12年経った。ひとりの人に複数回渡したことがあるから、正確な人数はきちんと調べないと分からないが、240人近くの人に渡したことになる。1年で20人・・・。

過去ログを見ると、名刺を渡した時のことが浮かぶ。懐かしい。

過去を懐かしく思うようになったのは歳を取ったせい?


 


絵はいいなぁ

2024-04-28 | A あれこれ

 
画廊バナナムーン外観 2024.04.27


安曇野市穂高にある画廊バナナムーンで5月5日までの会期で開催されている企画展

西倉るり子  展 ― 螺旋をのぼるように ―
元木音羽  展― みんなが心を許せますように ― 

 高い天井のギャラリーの白い壁面に作品が何点も展示されていた。

「私ってどんな人?」

絵は自分を理解したいという自己理解欲求を満たす手立てとして有効だ。文は人なりという言葉があるけれど、絵にはそれ以上にストレートにその人の内面が反映されるものだ。ただし上手く描こうなどというような邪念が介在しなければ、という条件がつくけれど。小さい子どもの絵が実にいいのはこのような邪念がなく、描きたいように描いているから。ふたりの絵も同様だと感じた。人の内面、心は鏡には映らないけれど、絵には映る。だから、描き上げた絵を観れば、自分が確認できる、自分が分かる。

「私のことを分かって欲しい」

絵は自分を知って欲しい、分かって欲しいという承認欲求を満たす手立てとしても有効だ。インスタグラムやフェイスブックなどSNSが大流行りなのは、簡単に自分のことを発信でき、自分のことを知って欲しいという欲求を満たすことができるから(関連記事)。人が受信する情報の8割以上が視覚的な情報だという。絵は情報発信して、自分のことを理解してもらうのに有効な手立てでもある。

絵はいいなぁ、と私が思う理由はこの二点。程度の差こそあれ、誰もが持っているであろうこのふたつの欲求を満たすことができるから。


西倉さんは今から30年前、1994年に油絵を習うために絵画教室に通い始めたとのこと。教室で「うまい絵を描こうと思うな、いい絵を描け」と言われたそうだ。この言葉が印象に残った。