透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「地産地消」給食

2008-10-25 | A あれこれ

● 長野県は生活圏が四つのエリアに分かれていますが、「市民タイムス」はその一つ、中信エリアを対象とするローカル紙です。タブロイド版の新聞で地元の身近な話題を取り上げていますが、昨日「すべて地元産 おいしい給食」という見出しの記事が載りました。

記事によると、ある中学校の給食の食材は農繁期には地元の農家がほぼ毎日配達していて、年間に使われる農産物の約半分が地元産だそうです。

地元の食材を使った給食は生徒達に好評なようで、残菜ゼロが学校の自慢だとの生徒のコメントが載っていました。

この中学校では、なんと給食の時間に校内放送で、誰がつくった農産物を使っているのか全校生徒や教職員に伝えているのだそうです。「今日の給食のレタスはK地区のSさんがつくったものです」と、こんな放送が流されているのでしょう。

中国産餃子、輸入米などに殺虫剤や農薬などが含まれていた、といった食品の安全性に関わるトラブルが最近よくニュースで伝えられます。

食の安全を担保できるのは、生産者がはっきり分かっているものに限られるといえば少し厳しい捉え方かもしれませんが、まあ、そのくらいの認識でないといけないのかもしれません。でもそれでは食べるものが無くなってしまいますよね。

既にこのブログに書いたことですが、かつてはこの国でも当然のことだった「地産地消」のシステムを復活させないと、そのうちもっと深刻な事態になってしまうような気がします。そう、少しくらい殺虫剤や農薬が残留していても仕方がない、といった事態に。そうならないと誰が保障できるでしょう。

既にそうなっているのかも・・・。


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