双体道祖神 祝言像 松本市清水 撮影日2022.01.29
■ 自転車で松本市内を走っていて、この道祖神を見かけた。右側面に建立年が彫り込まれている。文政三庚辰年三(?)月。この年は西暦で1820年、約200年前の道祖神ということになる。
残念なことに像の男神、女神とも顔が損耗していて、表情がよく分からないが、笑顔だろう。女神はふくべを手に、立位の男神は盃を手にしている。何も持たない方の手は相手の袂の中に入れている。仲のよい姿は疫病神、貧乏神が寄り付くのを防ぐと言われている。
形の良い自然石を探したものだな、といつも思う。