■ 佐久市内を走行していると、かなり遠くの火の見櫓にもやぐらセンサーが反応した。この火の見櫓もそのようにして見つかった。
1495 佐久市根岸 4柱4〇型たばね脚 2024.04.02
雄大な浅間山がどっしりと座し、それに呼応するかのように火の見櫓が凛と立っている。富士には月見草がよく似合う、とは太宰 治の言葉。これに倣えば、浅間山には火の見櫓がよく似合う、と言えよう。上掲の火の見櫓のある風景を見てそう思う。
同じ4柱4〇型でもプロポーションはそれぞれ違う。これはかなりスレンダーだ。
プロポーションにも地域性があることは感じている。プロポーションを数値的な指標で捉え、地域ごとの傾向を把握してそれを提示する。これはこれからの課題だ。ヤグ活で数多くの火の見櫓を見ること、これは料理で言えば多くの食材を集めること。そこで終わらせてはならない。集めた食材をどう料理するか、それが肝心なことは火の見櫓も同じ。火の見沼でやることはまだまだある。
屋根の飾りはおもしろい形。見張り台に比して屋根が小さい。
見張り台も踊り場も手すりのデザインは同じ。下ぶくれの縦しげの手すり子、その上部にはさみ込んだ円。シンプルで好いデザインだ。やはりデザインはバラバラではいけない、トータリティが大事なのは建築デザインも同じだろう・・・。
※ 昨日(2日)見た火の見櫓は20基。4基ずつ5回に分けて掲載する予定。