

○ 路上観察 高山 (060909)
左は吉島家住宅の入口どうじ、黒いのれんの向こうは例の吹き抜けの美しい空間。分かりにくいが向って左側の壁面手前に潜り戸の組み込まれた大戸(幅約7尺)が写っている。たぶん防犯のために夜間はこの大戸を閉じているのだろう。同様の大戸は日下部家住宅にも組み込まれている。
さて右側の写真、奥に白いのれんが写っている。この町屋の大戸はなんと開放時天井に納められている。両側の壁面が建具で大戸が納まらないためだろう。偶然見つけた。天井に収めるところと固定方法を見てみたい。
吉島家や日下部家のように大戸は内開きにするのが一般的だと思うが、この様な、はね上げ式の大戸って数多くあるんだろうか。
はねあげ式の建具を総称して蔀(しとみ)戸というのかどうかは分からない(たぶんそうではないだろう)が、はるか昔からある開閉方式だ。
高山、まだまだ!や?が見つかりそうだ。