松本市内にて (0608)
■ 試みに、グーグルで「繰り返しの美学」を検索してみた。音楽に関するものが結構ある。そうか音楽にも繰り返しの美学ってあるんだ。確かに同じ旋律を何回も繰り返す曲がある。ここでは一応、建築と本に対象を絞っておこう。もっとも音楽については全く分からないが。
今回は柱と梁の構造フレームをひたすら繰り返しているアプローチ空間。フレームの間をガラスにすることでその存在が際立っている。きちんと観察しなかったので構造が集成材なのか、鉄骨を集成材で包んだのかは分からないが、視覚的には構造フレームを敢えて繰り返すという、設計者の意図が明確に伝わってくる。
空間そのものを繰り返しの美学によって創出したところが秀逸。「フレームのトンネル」を通るような感覚が楽しい。