(北方)
一宮市の北端に位置する北方町の木曽川沿いに北方代官所跡がある。北方代官所は、天明元年(1781)、この地に陣屋が置かれ、木曽川沿いの葉栗、丹羽、中島の三郡、美濃の大野、池田、本巣ほか九郡に及ぶ広い地域を管轄した。明治四年(1871)、代官所は廃止された。
北方代官所跡
明治天皇御駐蹕記念塔
北方代官所跡から百メートルほど西に行った場所に明治天皇御駐蹕記念塔が建てられている。明治二十年(1887)二月十一日、当時まだ木曽川の鉄橋が建設中であったため、明治天皇は皇后陛下を伴い、対岸の円城寺で汽車を下りて仮橋を渡って、当地に新設された御召換所で休息をとった後、再び乗車して東京へ向かった。
(善龍寺)
善龍寺
明治天皇御駐輦之處
木曽川町の善龍寺の門前には明治天皇御駐輦之處があり、境内に入って松の巨樹のところには明治天皇黒田御小休所が置かれている。
明治天皇黒田御小休所
明治十一年(1878)十月の巡幸に際して明治天皇が滞在になったことを記念したものである。
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