史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

湖南

2023年02月04日 | 滋賀県

(石部宿)

 

石部宿驛

 

 石部宿には、幕府直轄と膳所藩直轄の二つの本陣が置かれ、全盛期には二百十六軒もの商家や六十二軒の旅籠が並び、東海道五十一番目の宿場町として栄えた。小島本陣は、膳所藩主本多俊次、康将二代に対する奉公により、慶安三年(1650)に創建され、承応元年(1653)には本陣職を許された。

 

石部本陣跡

 

明治天皇聖蹟

 

 小島本陣には明治天皇も宿泊している。

 

(常永寺)

 

常永寺

 

 岩根の常永寺表門は、三上陣屋の城門を移築したものである。

 三上陣屋は、元禄五年(1692)、郡上八幡城主遠藤常久が七歳で没したため、取り潰されたが、先祖の功績が認められ、一族の遠藤胤親を大垣新田藩主戸田氏成の養子とし、常陸・下野に一万石を与えられ存続を許された。胤負親の所領が近江(現・滋賀県野洲市)に移され、三上陣屋を構えたのが、三上藩の始まりである。その後、明治維新まで存続している。

 

三上陣屋表門

 

(三雲)

 

明治天皇聖蹟碑

 

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