(石部宿)
石部宿驛
石部宿には、幕府直轄と膳所藩直轄の二つの本陣が置かれ、全盛期には二百十六軒もの商家や六十二軒の旅籠が並び、東海道五十一番目の宿場町として栄えた。小島本陣は、膳所藩主本多俊次、康将二代に対する奉公により、慶安三年(1650)に創建され、承応元年(1653)には本陣職を許された。
石部本陣跡
明治天皇聖蹟
小島本陣には明治天皇も宿泊している。
(常永寺)
常永寺
岩根の常永寺表門は、三上陣屋の城門を移築したものである。
三上陣屋は、元禄五年(1692)、郡上八幡城主遠藤常久が七歳で没したため、取り潰されたが、先祖の功績が認められ、一族の遠藤胤親を大垣新田藩主戸田氏成の養子とし、常陸・下野に一万石を与えられ存続を許された。胤負親の所領が近江(現・滋賀県野洲市)に移され、三上陣屋を構えたのが、三上藩の始まりである。その後、明治維新まで存続している。
三上陣屋表門
(三雲)
明治天皇聖蹟碑
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