ジジイになったのか?
図々しくなったのか?
若い頃は、何をするにもドキドキしたけれど、
最近はそういう時めきみたいな物がとんと少なくなった。
良い意味で、些細な事に動じなくなったというのかな?
開き直れるようになったというのもあるかも知れない。
逆に悪く言えば図々しくなった、っという事なんだろうか?
例えば顕著な例がサッカー。
高専に入学した時から始めたサッカーは、全国大会へ進んだすえに
決勝まで進んだけれど、僕は結局出番なし。
それでも、ベンチでドキドキしていた。
口から心臓が飛び出そうな、ものすごい緊張感のなかで
いつ来るとも知れない出番に備えて、ずっと緊張していた。
それが今や、試合になっても全然動じない。
経験から来る余裕なのか?
試合中に相手を分析して、自分の考えを試合の中で出して行く。
考えてみれば仕事も同じかな?
今は自分の考えに自信があって、余程の事が無い限り平静心でいる。
若い人はトラブルに遭うと、冷静さを失っちゃうんだけど
僕の場合、未経験のトラブルの方が楽しめたり・・・・
どんな分野、どんな事でも経験値に勝る物は無いと言う事なのだろう。
『百聞は一見にしかず』と、昔の人は判っていたんだろうな・・・
ところが芝居に関しては、まだ経験が足りないのだろう・・・
これだけ練習して、稽古を重ねて、先生や演出から及第点を貰っても
本番どころか、本番前の今頃から精神的に不安になる。
本番の最初の出番なんて、背中に汗が流れ落ちるほど緊張して
手のひらもビショビショになるくらい汗をかいている。
不思議なのは、そんな状況でも幕が上がると吹っ切れる。
この感覚は、サッカーのキックオフに似ているかなぁ・・・
サッカー同様、多少のミスはある。
ミスが無くても、調子が出なかったり・・・・
本当はこれもミスのうちなんだよね。
てな訳で、今週はちょっといつもと違う精神状態です。
良い緊張感って言うのかな?
本番で楽しめるように、稽古や練習で手を抜かず・・・・
やっぱり、図々しくなってるのかもね・・・・
今週末の公演が待ち遠しいです。