『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

やっぱ、魔女だわ・・・劇団ステージドア稽古

2011年05月04日 | Weblog

今日も昨日と同じ「ダイヤビル」での稽古。
昨日に続き、振り付けの河岡先生が熱心な指導をしてくれる。
それと、一番大好きな先生、ボイストレーナーの石崎知穂先生。
先生の言葉は、いつも心に入り込んでくる。
そして、先生は僕らの心の中まで全て読んでいる。
先生の言葉は何だかいつも、その気にさせられてしまう。

例えば、唄の終わりがきちんと出来ていない時の心理状態の分析。
『誰かが唄ってるから、一人ぐらい良いや・・・・って思ってない?』
実際、そう指摘されて個々が意識すると見違えるように唄が変わる。

前日の稽古で、唄を見てもらった。
目の前に壁があるので反響して声が大きく聞こえるので、
いつもに比べて少しだけ声量を落とした。ほんの少しだけ・・・
でも、この先生には、ばれちゃうんだな・・・
『もっと、出ますよね?』って、やんわりと手抜きを指摘される。
しかし、どうして手抜きや心の状態まで、全て判ってしまうのか?
プロのボイストレーナーって、みんなこうなのだろうか?

今日も稽古で、先生に唄を聴いてもらった。
上手く唄おう、格好よく唄って見せよう、ミスの無いようにしよう・・・
こんな意識がどこかにあって、唄ったんだけどそれも見透かされる。
上手く唄おうとしているから、何処か身体に力が入る。
格好よく見せようとするから、顔が何処か引きつる。
ミスが無いようにとするから、身体がリラックスしない。
そして、そういう事全てを先生に見透かされ、指摘される。
『あなたは笑顔が売りなんだから、笑顔で唄わなくちゃ』
考えてみれば、確かにその通り。
笑っていない顔で、優しく唄っても優しさは伝わらないよな・・・

昨日も書いたけど、隣に居るパートナーに伝わらないメッセージを
どうやってお客さんに伝えるの?・・・・
という先生の言葉が、また頭に浮かぶ。
そこで、先生のアドバイス。
『周りが全部アウェイでも、あなたたちが纏まっていれば、お客さんには伝わる』
何だか、この言葉に勇気付けられる。
まるで、魔法にかかったように、その気になってしまうから不思議・・・。

そして、いつも最後に言われるのは、
『皆、自分の生活のなかで、多かれ少なかれ問題を抱えているはずだけど
それでも、お芝居を一生懸命やって、頑張っている所を見せて、
お客さんへ、その元気を分けてあげるのが、この劇団の存在価値』
この言葉を聞くと、いつもジーンと来るんだよな・・・・。
これもきっと魔法に違いない・・・

この先生に指導を受けたら、皆上手くなるんだろうな・・・・って、思う。
音楽学校で魔法にかけられて、先生の授業を受けている人が、
本当にうらやましく思うのです。
何だか、自宅で水晶玉でも使って、生徒や我々の行動を
いつもこっそり、見ているんじゃないかって思う。
はっきり言って石崎先生、多分・・・・『魔女』だわ・・・・

コメント
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