今日、実家に行って片付けていたらお袋の日記が出てきた。
2010年の常用日記。正月元旦から書き綴っていたようだ。
書きかけで、去年の5月で終わってるけれど・・・・
中を開いて見ると、一人で住んでいて寂しいのが良く判る。
かといって、一緒に住めばそれなりにストレスがあることも・・・
この6年間、一人で頑張って生きてきたのだけれど
僕が心配していたことが、殆ど当たっていたのに気がついて
もっとこちらから積極的に何かしてやれたなぁ・・・なんて思ったり。
去年、姉貴のところの姪が日本に来て一緒に生活を始めたんだけど
生活ペースが乱されて、それなりに悩んでいたようだ。
口に出さないでいたから、周りは大丈夫だって思っていた。
僕が尋ねて行くと、必ず愚痴をこぼしていたのだけれど、
僕はそれを聞いてやる以外、何もしてやれなかった。
4人兄弟の上二人が、海外での生活なので、僕にみんな負担がかかるって
日記には『好き勝手やるから雄二が可哀想』なんて書いてあって
何だか読んでいて、涙があふれちゃった。
日記は体調がおかしくなり始めた5月で途切れていた。
亡くなる前に、もっと話がしたかったから、日記に何か書いてあるかな?
なんて思いで、読んでいたのだけれど結局それ以上は
お袋が何を考えて、何を思っていたのかはわからなかった。
ただ、一番心配していた、姪が帰国した後のことは
お袋の日記に『また一人になったら、どうなっちゃうんだろう?』
という一行に、不安だった気持ちが現れていて切なくなった。
ただ、一人になる前に皆に看取られて親父の元へ旅立って行ったから
結果的にその心配は無かった事になるけれど・・・・・
僕も毎日、日記を書いているけれど、自分が死んだ後に娘が読んで
こんな思いになるのだとしたら、生きている間にもっと話をして
お互いに思い残すようなことが内容にしないとな・・・・
なんて、思ってしまった。