明日は終戦記念日。
第2次世界大戦、太平洋戦争、大東亜戦争・・・・色々と言い方が有るようだけれど
実際には全部意味が違う。ここで簡単におさらい。
第二次世界大戦
1939~1945年の6年にかけ、日、独、伊の三国同盟を中心とする枢軸国陣営と、
米、英、仏、ソ連、中などの連合国陣営との間で戦われた全世界的規模の戦争。
太平洋戦争
第二次世界大戦の局面の一つ。
大日本帝国(日本)など枢軸国と、連合国(主に米、英、蘭など)の戦争。
太平洋から東南アジアまでを舞台に日米両軍を中心とした戦闘が行われたほか、
日本と米英の開戦を機に蒋介石の中華民国政府(現中華人民共和国と台湾)が
日本に対して正式に宣戦布告したことにより、1937年以来中国大陸で続いていた
日中戦争(支那事変、日華事変)も包括する戦争となった。
大東亜戦争
大東亜戦争は太平洋戦争と同義であると認識されることも多い。
と言う事で、太平洋戦争と言うと米国と戦争していたように思いがちですが
何の事は無い、いま軋轢を生じている中国との戦争の方がずっと長かったのですよ。
今は片や同盟国、片や領土問題でもめている当事国同士。
安部政権が復権して、やれ憲法改正だ、集団的自衛権だと、にわかに戦争が起きる事を
待っているかのような発言や、政治の動きが多いけど・・・・
僕が子供の頃、戦後まだ20年経って居なかった。
子供にとって、20年前なんてはるか昔の出来事だったけれど、親にしてみれば
ついこの間まで戦争をやっていて、目の前で大量に人が亡くなった記憶が
生々しかったのだと思う。
この歳になってみて、20年なんてついこの間と言って居た親の言葉が良く解る。
だから子供の頃にやっていた『コンバット』という戦争ドラマを観る時の感覚は
親からすれば、「二度と戦争なんかやってはいけない」だったろうし
そのドラマを「格好いい」と真似て、戦争ごっこをすると怒られたのを思い出す。
荻窪の実家は今やアパートになって、僕の「秘密基地」になっているが、
目と鼻の先に、旧中島飛行機の工場が有ったせいで、空襲を受けて
実家の上を爆弾が真横に飛んで行く様や、ロッキードP-38 の20ミリ機関砲の
機銃照射によって薬きょうが、実家の屋根の上に雨あられのように、
カランカランと音を立てて、降って来る様を、半ば諦めて観ていたそうだ。
憲法を改正する必要が本当にあるのか?
戦争の永久放棄を謳った「日本国憲法」を60年以上守ってきた親たちの思いが、
我々の世代が忘れて、また「いつか来た道」に進む気がしてならない。
確かに中国と言う国は、正直な気持ち気に入らないし、大嫌い。
モラルも無ければ、品も無い国家と国民。
だけど、それでも付き合って行かなければならない。
近所付き合いが上手く行かないで、
『気に入らない奴がいるから、火をつけちまえ・・・』
みたいな事にならないようにするのが外交なんじゃないだろうか?
友人に中国や韓国の人が沢山居た、僕の親父が言ってました。
『戦争で得るものは一つも無い、単なる人殺し』
同級生や同僚を戦争で失った親父の言葉が、今でも頭から離れません。