『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

『ストイック原因分析』 その2

2014年05月08日 | Weblog

代表選考レースに敗れた僕は、納得が行かなかった。
そう思ったから、選考会の後も陸上の練習に参加し続けたのだけれど、
代表レースに勝ったメンバーからは
『なんでお前が練習してるんだよ』とか
『この練習は代表以外参加しちゃいけないんだぞ』
とか、意地悪な言葉を浴びせられるようになったのです。

この時、僕の唯一の味方だったのが担任でもない小山先生と言う
国語が専門の女性教師だった。
僕が翌日に、羨ましそうに練習を見ていると先生が声をかけてきた。
『もう諦めちゃったのか?』
僕は『えっ?』と思ったが、先生から
『その程度のやる気だったんだ・・・・』と言われて、戸惑った。
そして、『納得できるまでやってみなさい』
と言われて、練習の場に連れ出されたのです。

人に何と言われようが、自分が納得するまでやってみろと言われて
練習では仲間はずれにされていたけれど、もう一度チャンスを貰えたらと
とにかく一生懸命練習に参加した。

小山先生の後押しで、代表選考会をもう一度やってくれることになった。
当然、前のレースで勝った連中は面白くない。
それでも、僕は自分のことだけを考えてレースに臨んだ。
同じ失敗を繰り返さないことと、小山先生の期待に応えようと・・・・

レースは、僕が先頭でゴールして終わった。
先生の配慮で、僕は100mだけに出場して、リレーメンバーは
前のレースで勝った4名が出ることになった。

このとき、小山先生に教えられたことは『本当にやりたいなら簡単に諦めるな』
と言うことと、『結果を恐れず最後までベストを尽くせ』と言うことだった。
それ以来、こだわりを持ったことに対して、努力を惜しまなくなった。

でも、そんな思いをして出た市の『記録会』も、予選をトップで通過したけど、
肝心の決勝で選考レースと同じミスをして、6位に甘んじた。
最後に栄冠を得るものは、自分以上に努力しているんだろうなって、
小学校5年生のときに、体験したことが今の自分の基礎になってる気がする。

ただ、何でもそうかと言うとそうじゃない。
本当に好きな事、自分がこだわりを持ったものには、労を惜しまないものだってことを、
その後に知ったのでした。

あの小山先生、ご存命なら90歳を過ぎているだろうなぁ・・・・
こんな事を考えるまで忘れていたなんて、薄情ですねぇ・・・・・
何でも一生懸命と言う言葉は、僕の人生のモットーになってます。

この後の人生でも、一生懸命やることの大切さを痛感させられたことが
何度かあります。
この続きは、また機会があったら書きましょう。

コメント
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