『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

黄金週間最終日・劇団ステージドア『稽古と言う、もう一つの芝居』

2014年05月06日 | Weblog

11連休もあっという間に最終日。
今日は2日間を挟んで、再び稽古がありました。

前半は唄とその振付の練習。
最初の1時間は、女性陣のM3(3番目に唄う曲と言う意味です)の練習に1時間。
とにかくリズム感の無いおばさん達ですから、唄だけでも合わないのに
それに振り付けが付いたらどうなるか?
想像がつくかと思います。

しかし、それに輪をかけたようにリズム感がない男性陣。
M1の唄で、合唱おじさん以外のオペラおじさん、演歌おじさん、Iさんの3人は、
頭の音がいつも遅れる。
これは4拍子の曲なんだけれど8ビートでリズムを刻めないおじさん達にとっては大変なのです。
1小節をタン・タン・タン・タンでは無く、タッ・タッ・タッ・タッ・タッ・タッ・タッ・タッと
8分音符で刻みながら3拍半の休符があって、休符明けの8個目で16分音符でタタと始まる。
いわゆる前の小節を『喰う』訳ですが、厄介なおじさん達は8個数えてから唄いだすから、
それを直させる為の練習を考えるのが大変です。
それで、暇さえあれば僕が『1・2・3・ウン・タタ』って、阿呆みたいな練習を繰り返してます。
その甲斐があって、最近は出遅れも少しずつ直ってきました。

唄の練習の後、今日は2幕の稽古になりました。
今日は僕の台詞の部分を座長に尽く直されたり、注文がついたりで何度もやり直しがありました。
自分できちんと考えてきた部分は何も言われなかったけれど、何となくやって居た部分はそれこそ
『ばれちゃった・・・・』と言うくらい、注文がついた。やっぱり、判る人には誤魔化しが効かない。
これは芝居に限らない事ですね・・・・。

そして男性陣が全員、何となくやって居たM10の唄に至っては、歌唱指導の石崎先生にも見透かされ…
座長が『気持ちが入ってない!この冷血男…!』と、檄を飛ばすと女性陣から
『やーい!』と、拍手混じりのヤジ・・・・・くそぉ・・・・・ババぁ共め!

先日の稽古で変更になった部分は、予想通り隊長が足を引っ張る。
自分が出て来る事ばかり考えているから、前の芝居が進んでいないのに、
大声を出しながら出てきちゃう・・・
『たいちょ~~~ぉ、頼みますよぉ(怒)』
それでもおじさん軍団はどんどんチームワークが良くなって、芝居を楽しみ始めています。

僕の『たいちょ~~~ぉ』に象徴されるように、
出番待ちの時からおじさん軍団は、稽古自体が芝居みたいになっている部分が多々あります。
その中で特に、隊長のオペラおじさんは、僕のそういった突っ込みに滞りなく反応してくれる。
そう言った所はお芝居のセンスなんだろうなぁ・・・・
素直に、凄いなぁと感心しちゃいます。

今日はそのオペラおじさんから
『最近、教え方が凄く丁寧で上手くなったなぁ・・・・』
と褒めて頂いて、本当は嬉しかったのですが、すぐに
『俺が教えるの上手くなってもしょうがないんだよ・・・・』
とトゲのある言葉を吐く僕・・・・
それを笑って聞き流すオペラおじさん・・・・・大物です!
そんな感じで、相変わらず『やんちゃな万年小僧』役をやってます。

僕以外、座長をはじめとしておじさん軍団のメンバーは
会社生活では一流企業に勤め、経営者の立場だった人達ばかり・・・・
その人たちが皆、イーブンな立場で芝居と言う高尚な遊びで楽しむ。
そう云う意味で、おじさん軍団は『稽古』と言うもう一つの芝居を
楽しみながらやって居るのかも知れません。

やっぱり世界一ヘタクソなアマチュアミュージカル劇団は、
この先も続けなくてはいけませんね

今日でお休みも終わりです。
この連休は、有意義でなんだかちょっと楽しかった連休でした。

コメント
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